どこかでズレて、ぶつかり合う。
時に不協和音になりながら、奏で合う青春組曲。学園祭マジックでできた友人の彼女は疎遠気味だった自分の幼なじみで、
それを運悪く聞いて泣いていたのはその友人の幼なじみで。
高校1年生、吹奏楽部員の海江田瑞希にとって、決して不仲には見えない似合いのカップルのはずなのに、
幼なじみはかつてのように触れてこようとする。
だけど瑞希は、傷心が癒える様子の見えない友人の幼なじみも気がかりで……。<メインキャスト>
・海江田瑞希
本作主人公。
公立月雁高校1年7組。吹奏楽部、オーボエ担当。
10月11日生まれ。細身の178cm、明るめブラウンのミディアムショート。
過去の一件から、極力当たり障りのない人間関係を好むタイプ。
幼なじみの恋愛がらみで、まだなんとなく傷心気味。・御薗聖歌
瑞希の幼なじみ。
公立月雁高校1年3組。合唱部、ソプラノ担当。
12月31日生まれ。ぱっと見では華奢な印象の153cm、肩よりやや下まで伸びた明るめブラウンヘアー。
おとなしくて照れ屋だが、人前で歌うことは苦ではない。
どこかにひっかかりがあるような雰囲気。・水戸祐樹
聖歌の彼氏。付き合って4ヶ月くらい。
公立月雁高校1年3組。野球部。ポジションは外野手。
4月18日生まれ。比較的痩身の169cm、黒の短髪だが坊主頭ではない。
基本的に明るく元気、というかすこしうるさいかも。・仲條亜紀子
祐樹の幼なじみ。
公立月雁高校1年7組。硬式テニス部。
6月3日生まれ。157cm、ダーク目のブラウンのショートボブ。
こちらはさらに傷心気味だが、がんばって吹っ切ろうとはしている。<以下、私信的なサムシング>
・改題しました(2020年2月21日)。
※旧タイトル: 『クロスロード・カンタータ(1) 〜Pathetic Prelude〜』・本作の続編、
『幼なじみの恋人は僕の友達 友達の幼なじみは僕のXXX
〜Crossroad Cantata (2) / Soir Sonnet〜』
2020/02/18 より公開中!
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(40/40)まで読了。詩的な文体だと思います。情緒度、高め。そういうのを求めている人にはピッタリです♪ただ、一般的にはちょっと人を選ぶかな?かといって、読みにくいなんてことは全然ありませんので、ご安心を。特徴としては、学園生活の描写が生々しくてセンシティヴですね。そこは美点だと思います。ディティールがこそばゆい。読んでいて、こそばゆい。こういう文章はなかなか掛けませんよ?リアルな学園生活を覗き見ているような背徳感……そういう意味ではレベル高いです。まだお話としては序盤も序盤かもしれませんが、この詩的センスにハマれる人なら、追っかける価値がある作品なのではないか、と思いました。なにしろ肌触りが独特ですね。