ロボ子さんといっしょ！

人には日常と非日常がある。SFは非日常を日常に溶け込ませる。未来は日常の先にある….ジェイムズ・ブリィッシュの言葉です。さて、この作品、何が魅力？って聞かれると困る。だって読者はみんな秘書型アンドロイドのロボ子さんに惚れちゃうからwSFならどのジャンル？えっ！それを聞く？ロボ子さんだよ！？要は読んでみ！判るから！そして日常にロボ子さんが居る生活を考えてみ！wきっと日本の未来（日常）はここにある！多分、ブリィッシュも頭抱えてるんだろうなあ（棒あともしアニメ化したらロボ子さんの声優さんは幸せだろうね。というとりとめのないレビューになってしまいました（笑では、みずたげのんでろ、おっさん！

この作品は主にロボ子さんを愛でるための作品です。そして、その周囲の登場人物を楽しむための作品です。（私の私見ですが）パッと読んで、スッと面白い。いいじゃないっすか。こういうのがいいんっすよ。この作品は理屈とテクニックだけじゃなくて感性で作り上げてるのがとても良いです。ある意味で「なろう」らしく、自由に楽しく、書きたい物が描けていて、読んでいて気持ちが良い作品だと思います。

主人公であるロボ子さんはアンドロイド。最新鋭の技術を擁した個体であるにも関わらず……どうしてこうなった？「こんばんまして」早々に露見されるポンコツっぷり、技術の方向性がおかしい機能の数々、しまいにはアホの子と称されるまでに至ります。だが……それが良い！！アンドロイドなのに飲食するし、寝るわイビキかくわ酒飲むわ……。それであっても決める時は決めるんですから、思わず魅力を感じずにはいられません。勿論、魅力的なキャラクターはロボ子さんだけではありません。一癖も二癖もあるキャラクターが目白押しで、ロボ子さんの周囲はいつもお祭り騒ぎになってます。そして、各話の挿し絵もまた見どころの一つ。感情の表現やシーンの切り取りが素晴らしく、読み進める楽しみにも繋がっていきます。時に笑い、時に涙を誘うハートフルコメディ。是非ともご一読ください。読んでるうちに止まらなくなりますよ！！

ヒロインはアンドロイド。そして人間・・・じゃなくて確か宇宙人でしたね（失礼）。ということで、SF小説です（たぶん）。『うちはオ〇エント工業さんじゃねえ』→いや、ムラムラして作ったって言ってましたよね？軍用は家事補助用とは違う→じゃあ、ガトリング銃が初期装備って？一見、地球人っぽく見える人達は宇宙人です。（しかも「えっち星」って何やねん）宇宙船を追っているからあだ名が宇宙船→どういうわけか地球人です。しかも本名は作者も忘れたって、オイ！普通に読んでいると、あまりに突っ込みどころが多いです。しかし、それを「狙って」書いているとしたら？いや、明らかにそうでしょう。なのについ「いや違うだろ！」と（笑）レビューの文字制限上、それとあまりネタバレ的なことは書きたくないのでこの辺で。あなたは何か所「突っ込まされる」でしょうか？ちなみに私は多すぎて忘れました。