評価:★★★★☆ 4
王宮メイドとして働いているアーニャはおっちょこちょい。朝もなかなか起きれなくて、同室のディアナに毎日起こされています。
そんなアーニャをびくっとさせる人物が一人。アーニャの上司であるベネットさん。
ベネットさんに、アーニャさん、と呼ばれると、アーニャは決まって、はひ! と飛び上がってしまうのです……本作はアンリ様企画の「うれしたのし秋の恋」に参加作品です。
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禁止私自转载、加工
禁止私自轉載、加工著者:なななん
時代:未登録
舞台:西洋
注意:R15
『アーニャさん‼︎ このような事を素でされたら、わたしの保護欲は掻き立てられ、征服欲は刺激されるに決まってるでしょう⁉︎』『は、はひっ。申し訳ございません。ベネットさん⁉︎』 こんな会話があったかどうかは、皆さまで確かめたらいいわっ。砂糖まみれになって帰ってきたらいいのよぉ〜。 思わず取り乱してしまいましたわ……。 でもね、この物語は、甘いのよ。甘々なのよ。羨ましくなんてないんだからねっ。 ところで、ベネットさん? キスで堕とすと豪語する自信家のあなた? 堕とされたのはあなたじゃなくて? アーニャのかわいさにね。 ここまで、ディアナが毒を吐きました。文句ある?
とある王宮で働いているメイドさん、アーニャはおっちょこちょい。いつもドタバタしている彼女を、厳しく指導する上司のベネットさん。彼に呼び止められると、いつも「はひっ?!」と飛び上がってしまうのです。しかしこの、ベネットさんの厳しさには、秘めた理由があるようで。 多数の詩と小説を、えっちらおっちら右往左往しながら、それでも見事な形で見せてくださるなななんさん。そんななななんさんの、珍しいハイファンタジー作品。 おっとりメイドのアーニャちゃんが、もう頭をワシワシなでたくなるほどかわいい。一生懸命な姿にニヤニヤしてしまいます。そんなおっとり愛されメイドさんの日常風景を、どうぞご堪能くださいませ。 作風はいつものように、あまあまふわふわ きゃー☆ でございますよ。
王宮に勤めるメイドの1人・アーニャはおっちょこちょいな女の子。ルームメイトのディアナに叩き起こされては、執事のベネットに大目玉を喰らう毎日。それでも誠実で生真面目な彼女は、家族のために日々頑張り続けていました。 実はそんな彼女のひたむきさに、特別な感情を抱く者がいて……? おっちょこちょいだけど頑張り屋なメイドの、激甘で甘々なラブコメディです。糖分過多必至。筆舌に尽くしがたい程、甘々ですのでご注意ください(笑