評価:★★★★☆ 3.5
「私を殺して欲しいの」
己の人生に絶望し、悲嘆に暮れる青年――笹本圭は、アルバイト暮らしから抜け出せずに何もなしえないまま、30歳の誕生日を迎えた。
その誕生日の晩、彼は不思議な夢を見る。かつて幼馴染であり、高校時代に笹本の彼女となった少女――四辻楓が現れた。
彼女は麗しい目つきで、私を殺して欲しいと懇願した。
元仕事仲間の長嶋君や、かつての同級生だった天坂穂波も巻き込み、四辻楓を巡る壮大な物語が開かれる。
笹本は、かつての恋人を殺すために奔走する。失われた記憶を取り戻し、全ての過去に結末をつけるために。
笹本圭は四辻楓を殺すことができるのか――。四辻楓を取り巻く人々の記憶の断片が組み合う時、物語は衝撃の結末を迎える。*グロ表現、あるいは猟奇的表現が含まれます。苦手な方はブラウザバックしてください。
*すでに書き上げているので完結まで毎日投稿します。全部で5万字程度です。
時代:現代
舞台:未登録