評価:★★★★☆ 4.4
「数千億と、数千万の時間をかけて、あまねく御身奉る」――99体の邪神を鎮め終えた聖女は、世界最古にして最後の邪神を封印するため、そして何より自身に課された仕事を終えるために、とある廃村へと赴いた。そこに奉られし邪神こそ、すべての呪いを振りまくという究極の邪神、邪神の中の邪神、《まつろわぬ神》。如何程に邪悪な神性が潜むのかと覚悟する聖女の前に現れたのは、奉られ、祈られ、憎まれ恐れられ続けた末、孤独に震える小さな小さな女の子だった。
「お友達になりましょう」
「友達……?」
「ええ。私と、あなたで、お友達に」
聖女はありとあらゆる呪いを無効化できた。
邪神はありとあらゆる呪いを振りまけた。
戯れに即死の呪いを与えても決して死ぬことのない聖女に、邪神の少女は少しずつその孤独を忘れていき……。
西暦29億年。すべての生命が絶滅し終わってしまった地球で、永劫を生きる女と少女の、全ての終わりにある物語。
登場人物
主人公属性
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職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録