俺の母乳で娘を育てる！！　～ダンジョンに女の子が倒れてたら母乳を飲ませるしかないよね？　ね？～

タイトルからして破壊力があるので、好みが分かれるかもしれません。さらには主人公は母乳が出るオッサン。１話めどころかあらすじでＵターンをされる方も多いかと思われます。しかし！ そこで食わず嫌いするのはもったいない！その先に待っているのは、怒涛のような抱腹絶倒の展開と、あふれる母乳と『母乳』という単語。母乳、母乳、母乳！母乳、母乳、母乳！出オチかと思われたオープニングはあくまでも露払い。ツッコミどころが多過ぎて、きっと『変』が通常運転、日常茶飯事と思えるようになるでしょう。最後に、有名なこの一節で締めたいと思います。『考えるな、感じろ！』

本作のタイトルは『俺の母乳で娘を育てる！！ ～ダンジョンに女の子が倒れてたら母乳を飲ませるしかないよね？ ね？～』というのですが、どうでしょう？この時点で既にくよくよしているのが馬鹿らしくなってきませんか？ご安心ください。中身はもっととんでもないです（褒め言葉）。母乳が出るオッサンが主人公のファンタジーというだけでイグノーベル賞ものだと思うのですが、後半に行けば行く程主人公はまだまともだったんじゃないかと錯覚するくらい破天荒なキャラ達（褒め言葉）が出てきて、更にはストーリーも明後日どころか弥の明後日の方向に飛んでいきます（褒め言葉）。最新話まで読めばあなたもきっと「……明日も頑張ろ♪」と、謎の元気が湧いてくること請け合いです。さあ、現代に生きるピカソが描くゲルニカ（母乳オッサンファンタジー）を、あなたも一度『体感』してみませんか？

タイトルにもある通り、おっさんが母乳を出します。 さも当然かのように母乳を狙って魔物に襲われたり、泣いている赤ん坊が居れば自分の母乳を与える、ちょっとアレなおっさんの物語です（語彙力 男なら誰もが思う筈。 男ってツマンナイ……と。 女性の妊娠から出産、そして母乳のプロセスには言葉では言い表せない程、大変な苦労があります。それを分かっていてツマンナイとか言ったらブチ殺されそうですが、あえて言います。男だって授乳とかしてみたい！ そんな夢を叶えてくれるのが、本作の主人公です。 だからってダンジョンで行き倒れている人に突然「母乳を飲め！」と胸をさらけ出すのはどうかと思いますが（褒めてます） 彼こそイクメンの鏡。 少子高齢化が進む昨今、彼のような存在が求められているのかもしれません。私が子供なら遠慮したいですが。 爆笑必死の物語。是非牛乳を片手にご堪能あれ。