評価:★★★★☆ 3.5
日本一長寿の多い町、辰原町。
その町に住む高校一年生の桐嶋健太がある朝、目を覚ますと、ベッドの傍らに美しい少女が居た。
自称、未来から来た魔法使いの幼馴染「阿澄朱里」は、健太が5日後に死ぬ運命であると宣告する。
朱里曰く、健太の魂は短命の因果に縛られており、16歳の誕生日までに命を落とす。
因果を取り除かない限り、健太は死の運命から逃れることは出来ないと。朱里によれば、健太は何度生まれ変わっても辰原町に生まれ、そして辰原町で死ぬらしい。
短命の因果が辰原町の歴史に大きく関係していると推理して、2人が調べ始めると、辰原町には数々の伝承が残っていた。町の名前の由来にもなった独自の龍信仰。
700年前に起きた竜巻災害に端を発した奇病と不作。
奇病と不作を鎮めるために捧げられた生贄。
そして謎のキーワード『灰色の煤』。
2021年の夏休みを舞台に、ちょっとふしぎな五日間の物語が幕を開ける。※以前投稿した作品の改稿版です。
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録