評価:★★★☆☆ 3

第16回MF文庫J新人賞三期予備審査に応募しました。

東京で暮らす鈴木兎姫乃は小説のことで悩み、気晴らしに公園へ行った。
野良猫のことで近所の遠藤と口論となり、ガユガインと名乗る万年筆を背負った小さなロボットに助けられる。
ガユガインは、遠藤に取り憑いた悪鬼を文学で倒し、兎姫乃の小説を交換材料に文学の力を借りたいと申し出る。
兎姫乃は怖じ気づいて協力を断るも、ガユガインの本名を聞く。
ガユガインの本名は、カグツチノアマツツミといい、常世で焼却されねばならない罪そのものだった。
翌日、巨大な黄泉醜女が現れる。菊理媛に命じられて、ガユガインを追って来たのだ。
兎姫乃は、家に残る母親を守るため、仕方なく再び現れたガユガインへ協力する。
兎姫乃は、巨大化したガユガインのパイロットとして小説を書き、黄泉醜女を倒す。
黄泉醜女を倒した次の晩、兎姫乃の通う高校の同級生がSNSで炎上し、悪鬼に取り憑かれて巨大な怪物となった。人間が悪鬼に取り憑かれるのはイザナミが、常世から出てしまったためだった。
兎姫乃は家族と避難するもはぐれてしまい、そこへ現れたガユガインに説得されて再び戦うことになる。
兎姫乃は、初めて自分の小説で人を救い、友人もできたが、両親からは怪しまれる。
翌日から兎姫乃は家族の意向で東京を離れることになった。
兎姫乃は家族と友人を天秤に掛けて、苦渋の決断をする。
ガユガインは兎姫乃の友人のために東京へ残り、追ってきた菊理媛と戦う。
ガユガインは、存在の裏付けである鎧をわずかに残して失ってしまう。
菊理媛は去り際に、イザナミの呼び出し方をガユガインへ伝える。消えるガユガインへの手向けのつもりだった。
ガユガインは、古事記によって歪められたイザナミを救うため、兎姫乃を訪ねる。
そこへ兎姫乃の両親が割り込み、家族で話し合うことになった。
兎姫乃は、鎧を失ったガユガインへ責任を感じ、両親と決別して東京へ戻る。
兎姫乃は、ガユガインへ鎧をプレゼントし、その鎧と兎姫乃の小説で激戦を制する。
ガユガインは、万年筆を剣に戻してイザナミへ返却した。
イザナミは、古事記に歪められる前の地母神へ戻り、地球から別の惑星へと旅立った。
わずかに残った罪を消費したガユガインは消える前に兎姫乃を両親の元へ送り届ける。
別れ際、兎姫乃は書き直した小説を読めと強引に約束を結ぶが。


話数:全32話

登場人物
主人公属性
職業・種族

時代:
舞台:未登録
雰囲気:
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象