評価:★★★★☆ 4.1
ざっくり結論を書くと…
大麻は有害なものです。
推進派のデマに乗せられないように。
日本の状況なら禁止の方がいい。ある意味、このような当たり前のことを調べたきっかけは、ネットを検索すると大麻は依存はないよーとか、ひどい宣伝ばかりで危機感を持ったからです特にヤフ◯のコメント欄での大麻推進派のポジティブキャンペーンは老いた私の闘志に火をつけました。
ヤフコメやブログに書いてあるデマを起点にして、解禁国のカナダやアメリカ、イギリスの健康に関わる省庁の掲載情報を中心に調べまくりました。その結果をご報告したいと思います。
なぜ大麻無害論や解禁論がネット上に溢れてしまったのか、ウィ◯ペデイアや◯フーニュースなどの惨状を考えつつ、本当のことを知るために何が必要で、本当の論点は何なのかを示していきます。
話数:全49話
ジャンル:その他
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
特に冒頭エビデンスレベルを海老で例えるのは非常に理解しにくかった。なお、私の意見は以下通りである。現代日本で嗜好大麻を合法化することは、デメリットが大きい。酩酊状態の運転による事故も懸念される。また酒やタバコと同じく健康への悪影響もあるだろう。一方で、合法化する筋道もある。日本が経済的に凋落していき、今よりも未来に希望がもっと見えなくなれば、恐らく大麻合法化のメリットはデメリットを上回るだろう。一時の安らぎを国民に提供することが求められ、何よりその状況になれば薬物が蔓延しているはずだからだ。私も凋落しない未来、すなわち合法化しない未来を望むが、今の日本の状況を見るに、難しいだろう
デメリットの点が協調され、メリットの面は過小評価になっていると感じる内容です。参照している学術論文もコクランレビューが中心であり、製薬会社の試験中心であることでバイアスがかかること、カンナビノイドがサイトカインストームを防ぐ事や、フィトカンナビノイドと内因性カンナビノイドの違いなどについて言及がないなど、大麻の薬理成分についての記載もあまり詳細でないように思われます。米国政府が、2019年3月にカンナビノイドによる癌細胞のアポトーシスを認めていたり、常に正しいとされる情報が変わっていく中で、こういった確かでない文章による断定的な判断は、カンナビノイドでしか治せない指定難病の患者さんから見れば、医療的に見て、大きなデメリットもあるのではないでしょうか。
個人的にかなり尊敬できる調べ方です。僕程度ではここまで追及出来ません。物事は1面だけ追及していく(研究含む)と1面は良くわかる様になりますが、総合的な部分は逆に分かりにくくなると思っています。この作者さんの様にコツコツと各記事やブログ ニュース 各国の事情や研究 日本の事情等 多方面に調べて纏め上げようとする姿勢 この姿勢が日本人の多くの人には欠けています。賛成派も反対派も調べておられます。物事を両面から見るこの姿勢も日本人に必要です。小説家になろうでこのような小説?が出て来た事を嬉しく思います。大麻に関心の有る人も社会問題や政治問題等に関心が有る人にも読んでいただきたいです。一方な視点から物事を判断する事が何故悪いのか(研究やデータや個人からの視点は必要です)もなんとなく分かって来ると思います。残念ながらリンクされていないのでリンク先は見れませんでした。