間宮先生に起こったいくつかのささやかな出来事 完結日:2019年12月21日 作者:遊佐東吾 評価:★★★★☆ 4.1中学教師である間宮夕希はいろいろな人たちと出会ったり別れたり、ひょんなことからまた再会したり。いじめに遭い不登校となっていた島ノ内陸、同僚である後輩の八子香織、同じく先輩の宮坂雫など。 間宮から繋がっていく人間模様を、コミカルだったりシリアスだったりで描く連作形式の物語。 話数:全39話 ジャンル:ヒューマンドラマ 仕事もの 恋愛 登場人物 主人公属性 女主人公 職業・種族 未登録 時代:現代 舞台:未登録 雰囲気:ほのぼの 展開:未登録 その他要素 友情 年の差 教師 日常 連作長編 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
本作の主人公間宮夕希は、女教師である。20代半ばで独身。顔は人並み、体育会系特有の快活さ有り、仕事に対する情熱はまあそこそこ。お酒が好きで、野球が好きで、時にアマノジャクで、女子力はそんなに高くない。人との距離の取り方が下手なせいで、なかなか男性に縁がない。どことなく猫に似ている。生き方の不器用な猫に。本作は、間宮先生を愛でるお話である。小さないくつかの出来事に対する彼女のチャーミングな視点やユーモラスな独白を楽しむお話である。あまり構えず、ゆっくりと読んでいただきたい。温かい紅茶を傍らに置いて。猫に対してそうするように、目を細めながら。
普通に文芸誌で読んでるみたい!そんな印象を受けた作品でした。引きと心理描写が秀逸な小説です。実は私はこの作者様と活動報告で旧知の仲なのですが。(もう縁故レビューの匂いプンプンで申し訳ない^^;)こんな実力派の作家様だとは知りませんでした!いつも低姿勢で優しい方なんですが、ですからこの筆力を持つのも頷けますね(*´ω`*)長期間に渡って洗練された文章を書く方なので!尚更是非この努力の結晶と呼べる作品を私は読んで頂けたら嬉しいですね!小説家魂を感じる素晴らしい作品だと思いましたのでこの度レビューさせて頂きました‼(*^^)v