評価：★★★★☆ 4.2
地区運動会の朝、ジュンは足をくじいてしまい、町内の五年生代表として徒競走に出場できなくなる。そこでジュンの家にいる家事用ロボットのリョウベエが代役として走ることになるのだが……。人間とロボットの、ちょっとセンチメンタルなほのぼの物語。７話完結。
話数：全7話
ジャンル：童話
時代：未登録
舞台：未登録
雰囲気：ほのぼの
展開：未登録
その他要素
注意：全年齢対象
がんばれ ロボットリョウベエ
完結日：2019年12月20日
作者：keikato
それぞれの家庭に一台、家族のために働いてくれるロボットがいてくれたら、どんなに素敵だろう。ロボットの開発が進む現代、それは遠い夢物語ではなさそうだ。 この作品に登場するリョウベエは、旧型の家事用ロボット。運動は苦手なのに、ケガをした家族のジュンに代わって、地区の運動会で走る。しかし結果はみごとビリッケツ。 リョウベエを心配するどころか、恥ずかしさのあまり、そこから立ち去ってしまったジュンだが、その後、リョウベエが力尽きて倒れ、ロボット生命の危機にさらされていることを知る。リョウベエを大切にしようとするあまり、レンタルロボットにばかり仕事をさせるジュンたち家族。すっかり自分の居場所を失ってしまったリョウベエは……。 家族を誰よりも愛し、役に立ちたいとがんばってくれるロボットリョウベエ。こんなロボットいてほしいなと思わずにはいられなくなる。人とロボットの優しいSF童話である。