評価:★★★★☆ 4.3
無料漫画サイトコミックPASH!様にて、コミカライズ決定!
陽気な名ばかり貴族と、元軍人の年上妻の仮契約で結ばれた夫婦の雪国暮らし。身を切るような寒さの中で狩りをしたり、仕留めた獲物の解体作業をしたり、暖炉の火で料理をしたり。毎日の生活は穏やかに過ぎていく。そんな二人の日常を綴ったほのぼの恋愛物語。
話数:全150話
ジャンル:異世界恋愛
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:ほのぼの
展開:未登録
「ネットレビュー大賞 応募レビュー」 北欧(フィンランド)に行って、オーロラを見たり、そりに乗ったり、夜明けを見たり、トナカイの世話をしたり、ジビエ料理を食べてみたくなる小説です。 奥方の方の実家がドイツ(中欧)なので、そっちにも旅行したくなります。(笑) とにもかくにも料理がおいしそうです。産地直送、地産地消ばんざい。 個人的にはドイツが好きなので、ドイツ編の方が楽しかったです。何はともかく、ソーセージ!!(笑) 男女逆転のあま~い恋愛小説ですが、(旦那さんは雪の妖精さんのような外見なのに、恋愛に関しては押せ押せ状態で、両想いなのに、奥方を口説きまくる。(^_^;))恋愛のみならず家族愛の物語です。
本作はファンタジーではない。戦記物でもなく、VRゲームでもない。勿論魔法も何らかのチートも出てこない。ただただ一組の少し変わった、それでいて真っ当な夫婦の共同生活を描いた愛の物語である。北の果てにある大地で、ただ日々を生きる事、それがどれだけ厳しく、そして美しくあることか、命が育まれるという当たり前のことがどれほどに感動的な出来事であることか、狩りを通じ、食事を通じ、会話を通じ、笑顔を通じ、本作はそれらの全てを教えてくれる。読んでいるうちに、リツの事もジークの事も愛しく思わずにはいられない。読了の後に、人生に希望を抱くことが出来る。そんな、時に厳しく時に優しい物語。
まず、ヨダレがでそうです。独身は、結婚したくなります。若しくは、彼、彼女が欲しくなります。既婚者は、家族を増やしたくなります。若しくは、両親や兄弟と話したくなります。読み終わってでてくる後味が、ほのぼのしてますが、北国特有の自然の厳しさ等が、スパイスとしてキュッとしめています。とりあえず、ビールが飲みたくなるの!色々な意味で❗
なら月曜日にレビュー書くなって話じゃん。その通りです。ただその通りにしてほしい。いや、金曜日の夜でも構わない。この作品はある意味ではウインナーやビールが主役で、ジャガイモとコンビーフが時にチート級となる。気付けばそれらで買い物袋が埋まってる。茹でて、焼いて、ふかして、潰して、塩を効かせて味を生かしてビールで流す。溜息をつく。そうしたらもっと鮮明にその世界が映る。優しく逞しいナヨッとした北方領主貴族の契約夫と、強くて臆病な軍隊出身の契約嫁の雪国夫婦生活の風景が。是非この作品はビールを片手につまみを御供に読んでほしい。追体験ができる作品など滅多にお目にかかれないのだから。***************お酒は二十歳になってから保護者がいても駄目絶対え? レビュー書くぐらいなら書籍購入してやれよって? ホントそうだよね。スミマセン。
二週目を今読み終えました。実在するかのような、北欧の一風景のような描写は、日常の忙しくせわしなく過ぎていく現代には読んでいてとても心地よいです。登場人物も、貴族なのに嫌味のない変な腹の探り合いがないので、イライラする展開がないのも良いです。狩猟生活は、馴染みがないので解体シーンは想像できないがジビエ料理にも興味がわかないようだと思います。
男女が恋人や夫婦になってからの物語が好きだ。極寒の地の領主リツハルドは女性軍人ジークと出会い、始め仮夫婦という形で関係を結ぶ。都会にはない暮らしが息づく地で、ジークはその地の文化を学び、リツハルドはジークの心を常に気にかける。気の置けない二人のやり取りが、読み手に穏やかな気持ちを呼び起こしてくれる。突拍子もない事件は起きず、二人の歩み寄るスピードは緩やかだ。それでも、どんどん作中の世界にのめり込んでいってしまう。それは、圧倒的な雪国暮らしの描写の賜物だ。見事な筆致で描かれる雪国の過酷さと美しさが、この世界に互いを想い合う夫婦が生きているという説得力をくれる。架空の世界で人が食べて寝て恋をしていると感じさせてくれる作品は貴重だ。ぜひ多くの人に読んでほしい。最後に一言。食事が美味そうなファンタジーは面白いと相場が決まっている!
見た目は雪妖精、中身は割と肉食な名ばかり貧乏伯爵と屈強な元女軍人。そんな二人が仮夫婦になり、寒さ厳しい北国で獲物を狩ったり伝統工芸品を作ったりしながら逞しく楽しく暮らしていくお話。けれど基本厳しい暮らしの中で、あまーい!と叫びたくなるような甘さもバッチリ準備されています。そして旬の食材を使った料理、季節に合わせて変化する暮らしぶりや風景に本当にそこで暮らしてるかのような気分を味わうことができるのがこの作品の魅力の一つだな~と。読み終えた後、きっとオーロラを見に、トナカイ料理を食べに北欧に旅立ちたくなります!なお、飯テロをくらうため深夜に読む分には注意が必要です。
この好奇心を、大いに満たして下さる作品です(^^) 煌びやかで取り上げられる機会の多いヨーロッパ文化と違い、私たちに馴染みが薄い北欧地域を舞台とした、生きることに対して純粋な青年と、そんな青年に心動かされていく、頼りになる元軍人奥様の日常が、繊細な描写で書き込まれています! その細かさと言ったら、重箱の隅を突くぐらいですw 自然の厳しさも恩恵も平等に描かれていて、かの地域に行ってみたいという気持ちを刺激してくれますよ(≧▽≦) ファンタジーの世界にトリップするのも楽しいですが、こちらの作品へのトリップも、非常に楽しめます。 今は番外編を更新されておられます。 この番外編を読むと、とある映画で「絵に描いたようなアットホームな家族って、どんなの?」みたいなことを問うシーンがあるんですが、その「絵に描いたようなアットホームな家族」を体感できます(*^^)b
こちらの作品は『なろう自然界の厳しさの中で愛を育む雪国異文化スローライフ系家族愛風味』ですなぁ。とても完成度の高い作品ですなぁ。作品を構成する世界観やテーマが自然と読み手に伝わり、キャラクターの想いや生き方をもっと知りたくなり、次々と読みすすめてしまう魅力を持った素晴らしい作品ですなぁ。皆様、7月の夜長に心温まりこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。
本当にリアリティ溢れる小説で、自分までそこにいたような錯覚を覚える作品です。月並みなことしか書けませんが、自然界の本当の残酷さ、厳しさ、その世界の美しさをこれでもかと感じることが出来ると思います。架空世界のお話ではありますが、今でもこんな土地あるんじゃないかなぁと素直に感心しました。辺境物を読みたい方にと書きましたが、恋愛小説です。見てるこっちが『早く結婚しちまえ!』と感じるくらい甘いのでそれも楽しまれてください