評価:★★★★☆ 4.2
昔々、あるところに悪い魔王がおりました。その魔王は邪智暴虐の限りを尽くし、人々を苦しめました。
誰もが絶望し、神に祈りを捧げます。哀れに思った神様は人間の魂に祝福を授けました。職業という産まれた時に与えられるジョブを得た人間達はそれぞれの役割に沿って魔王軍に戦いをしかけました。それでも魔王には遠く及びません。
ある時、一人の若者が神に祈りました。
「必ずやかの悪鬼羅刹たる魔王を討伐してみせましょう。もう誰も悲しまない世界のためにも」
若者には神の祝福が与えられていません。それでも若者は死を覚悟して魔王に勝負を挑みます。
神はその若者の勇気ある行動にいたく感動しました。そして祝福を授けます。無謀とも言える勇気を称して勇者という役割が与えられた勇者は命を賭して魔王と戦います。
勇者は三日三晩に渡る死闘の末に魔王を封印しました。
魔王が封印を破るたび、神は勇気ある若者に加護を与えました。勇者となった人間は特異な髪色と瞳を持ち、絶望する人々に希望を与える存在となりました。
『魔王と勇者』より抜粋。
話数:全30話
ジャンル:アドベンチャー ヒロイック・ファンタジー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:ハッピーエンド
その他要素
魔物のもたらした病で、子供だけが死んでしまう領地。その地で唯一生き残った少女エミリア。彼女には本人も気がついていない戦う力があった。 そこにやって来たのは、王宮を追放された王子ギルバード。 子供が他にいないという理由だけでギルバードの相手をさせられていたエミリアは、初めは彼を嫌っていたが勘違いからギルバードを尊敬し慕うようになっていく。 エミリアの高い戦闘能力と周囲の勘違いで、どんどん高まるギルバードの名声。さらにギルバード自身も強くなっていき……。