評価:★★★★☆ 3.5
妖怪を体に宿している悠吾という名の少年は、閉じ込められ、物心ついたときから外に出たことがない。
その妖怪を長きにわたり毒殺してきた種宮一族の次男坊、密矢は、彼を外に連れ出そうと躍起になっているが、父からこっぴどく叱られ、悠吾とも引き離されてしまう。
そんな最中、悠吾を妖怪ともども始末してしまおうという、父と兄との会話を盗み聞きしてしまったのだった――
話数:全16話
ジャンル:ヒューマンドラマ
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象

私はこの作品にお金を払っても良いと思った。この作品はそれだけの力を秘めていると感じた。 私は読み方を間違ってしまったのかもしれない。そう思いつつも、途中から筆者が創造された“コトバミ”が現実世界の何を表しているのか気になってしまった。 もし、この作品が家族の大切さやあり方を考えさせるものだとしたら、私の読み方は完全に間違っている。しかし小説の世界は寛大で、読者が作品に対してどのような解釈をして、どのような感想を持ったとしても許してくれる。 私はこのコトバミが何者かが結局最後まで分からなかった。筆者はおそらく脳内で綿密に練り上げ、それをプロットに落とし込み、迷い無き筆で物語を仕上げている。そんな高い熱を持って仕上げられた作品の中に刀が仕込まれていないわけがなく、私はそのあるかも分からない刀探しに躍起になってしまった。気づけば何の答えも持たぬまま、迷宮(名作)の出口を出てしまっていた。