「ブレードシスターと仮面の騎士」

「賢者の石板」事件を終えて、旅をしていた「ブレードシスター」こと修道女剣士ミラリアと、その相棒である仮面の白騎士シルヴァンは、かつての仲間「トリックスター」ロイザードの導きで「賢者の石板」の力で「世界の管理者」となった、かつての上司ルガートからの依頼を受ける。それは、自らが立てた巨大な塔における「統括者」ギルターが、塔の地下で、死鬼を相手に苦戦しているから援軍に向かって欲しいというものであった。報酬の前払いとして、新たな力を授かったミラリアとシルヴァンは、同様の過程で力を手にしたかつてのＰＴ仲間の赤衣の女付与術師セリーヌと、仮面の黒騎士シグフォードと塔の前で合流して、ギルターの援軍として、死鬼の一部隊をけちらしてみせるが、疲れて戻ったミラリア達を待っていたのは、ギルターの命による塔の地下牢への投獄であった…。
そして、ロイザードの活躍で塔から脱出した一行は、彼からギルターの野心を知ると、態勢を立て直して対策を練るために、かつて所属していた特務兵団「ロウブレイド」の砦に向かい、これに辿り着くのであった…。そして、中立国エルバドルに、加勢を求める事になる一行。しかし、エルバドルは動かず、ギルターも野心の果てに、魔剣の力で邪竜になってしまう。再び一行の前に現れたルガートの手で、邪竜に転移強襲をかけるミラリア達。ミラリアの最後の「聖術」と「魔の力」の合わせ技、そしてルガートの手で葬られる邪竜。しかしミラリアは、この「聖術」と「魔の力」を使いすぎて倒れてしまう。この事で心の一部を失ったミラリアは、シルヴァンの館で静養する事となる。そして、この結末を容認できなかったシルヴァンは、ロイザードから「霊薬」を得てミラリアを元の姿に戻すのであった…。