評価:★★★★☆ 3.5

(*一度は短編として投稿したものの、一話で読むには長すぎるので分割したものです。)

 不細工な人の物語みたいな物語。
 そもそも不細工は、人に自分を知ってもらえる機会自体が稀である。
 だって……基本、距離取られるしね。
 家族か、仕事仲間としてじゃなきゃまず無理なんじゃないかなぁ……。あ、いや、それも難しいか。家族でも仕事仲間でも、“キモい、ウザい、死ねば?”しか言わないキモウザ・シネーヴァさんは居るもんだし。
 まあともかく。
 そうして小さな頃から不細工として扱われ、人生に大分疲れていた存在が、事故を切っ掛けにいろいろ諦めてからいろいろ変わる物語。
 他人の不幸は蜜の味、なんて言いだしたのは誰なのかしら。いっぺん箪笥の角に小指ぶつけて苦しんでほしい。もしくは素足でレゴ踏めレゴ。
 そんな、おっさんになった不細工の小さなお話である。


話数:全9話

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素