評価:★★★★☆ 3.7
社交界のいじめを受けている子爵令嬢リーゼに、婚約者のイザークは最近冷たかった。ほかの女のところにばかり出入りするイザーク。その内の一人であるカテリーナに、リーゼは呼び出され、無実の罪に嵌められてしまう。だが助けを求めるリーゼに突きつけられたのは、イザークからの婚約破棄だった。
失意のまま処刑台へと連れて行かれるリーゼ。だが、無実を訴えるリーゼの目に飛び込んできたのは、自分の処刑をカテリーナと共に見るイザークの姿だった。
――――どうして……
謎を抱えたまま命を落としたリーゼだが、一年後突然甦る。
そして自分の死の瞬間に見た謎と、もう一度幸せに生きるためにリーゼは歩き出す。
時代:未登録
舞台:未登録
これは、愛の物語です。主人公は一見地味にも思える普通の少女。そんな彼女が罠に嵌められて処刑されてしまうというショッキングな序盤に心を痛めるでしょう。そして、蘇った主人公に期待を込めて読み進めると……やはり心を痛めます。やめてあげて!ほんと、もうやめてあげて!!あまりにもあんまりな状況の数々に、読み進めるのが辛くなるかもしれません。希望を見出せずに苦しくなるかもしれません。そんな方にはこの言葉を贈ります。どうか、信じて。控えめで、ひたすら耐え忍ぶ主人公リーゼが立ち上がり、何を成し、どんな結果を引き寄せるのか。その目でぜひ確かめてみてください。共に絶望し、怒りながら見守りましょう。最後に一言だけ感想を言わせてください。ア ロ イ ス ! !以上です。今すぐチェック!!