評価:★★★★☆ 4
二十五歳の屈強な青年、カザフ・フロティー。
巨大な剣を自由自在に操る彼は、冒険者として、魔物を狩ったり依頼を受けたりしながら暮らしていた。そんな彼には、良き依頼主でありアクセサリー店を経営する少女ナナ、という知り合いがいる。
二人はもともと、依頼する側と依頼される側というだけの関係であった。しかし、カザフがたまたま可愛いもの好きだったというのもあり、徐々に親しくなり。いつしか友人のような関係になっていっていた。
これは、冒険者として地道に働くカザフと、彼を「カザフさん」と呼び慕うナナが、のんびりまったり生きていく物語。
著作者:四季 無断転載は固く禁じます。
※この作品は、2019.8.29〜2019.10.2 に書いたものです。
時代:未登録
舞台:異世界
カザフさんは最強剣士だ。かわいいものが大好きで、アクセサリー屋をしているナナさんと共に、穏やかな生活を送りつつ愛を育んでいく。時々、冒険をしたり、激しいバトルをしたりもする。ア ク セ サ リ ー の た め に 。(と、ナナさんのために)そこがいい。魔王討伐や王位簒奪など、大それた目標でないところに、リアリティーがあり、親近感がわく。読めばきっと、アスパルテムに住みたくなることだろう。