評価:★★★★☆ 4
経営コンサルティング会社に勤める松田幸助は深夜残業中に異世界へ召喚されてしまった。
失望の中、旅をしているとある日懐かしい香りが幸助の鼻をくすぐる。
香りの元は閑古鳥の鳴くパスタレストランであった。
幸助はここで現代日本の知識を駆使し、給仕である少女サラと共に経営改善に取り組む。
その行動が国をも巻き込む切っ掛けになるとは知らずに……。この物語は、幸助がサラリーマン時代の知識を駆使し異世界で様々な店舗の経営改善を行い、成り上がっていく物語である。
※書籍化しました。3巻(完結)まで発売中です。
※いちど完結しましたが、再び書き始めました。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:異世界
注意:全年齢対象
ラブコメ以外の小説にも恋愛要素が絡むのは割と普通ですがそうした小説には不自然な恋愛関係が描かれていませんか?主人公とヒロインが口喧嘩をしないのです。それは二人が互いに向き合っていないから。この物語は基本が経営コンサル物なので恋愛要素は脇役にすぎませんがそうした細部の描写がとても丁寧なのです。どうか御一読ください。
なろうでは異色とも言える経営コンサルタントの話、実に面白かったです。ただ、長編を読んでる人には少し物足りない部分もあると思います。ストーリーとしてはなろうで流行りのチートや俺TUEEEEではなく、あくまで自分(主人公)の知ってる知識のみで周りのお店を良くしていくという実に現実味あふれる作品となってました。「あなたのお店、僕が流行らせて見せます!」がキャッチフレーズのこの物語、あなたも読んでみませんか?
異世界×経営コンサルタントとなかなか無い発想。現代の集客や経営の理論を異世界に当てはめ商売を成功させていく。文体が軽い感じで読みやすく、面白さも合わさりサクサク読める。惜しむらくは立て直した店舗数が一桁前半で、一瞬で完結してしまうこと。経営については細かいことは分からないのでもっとアイディアをとなかなか言いづらいですがせっかくなのでもうちょっと書いて欲しいと思います。
なろう系異世界召喚ファンタジーでは異色ですなぁ。主人公が異世界にて経営コンサルタント。そして売れない店を立て直していくターンですなぁ。ストーリー展開はコンサル業務と異世界の商売をうまくコラボさせているあたりがグッドジョブ!キャラクターもそれぞれが小市民ぽくて良い仕事してますなぁ。この作品はかなりお勧めできます。春の夜長に皆様、読まれてみてはいかがでしょうか。
「あなたのお店、僕が流行らせてみせます!」この決めゼリフから始まる異世界サクセスストーリー。ただし松田幸助(コースケ)はコンサルタント。銃弾ではなく助言が飛び交うインテリジェンス・ウエスタン。第一章はレストラン。第二章は食料品店と、なろうの流行を外さない現代知識チート。飯テロかつ爽快な“カイゼン”ストーリーでしたが…第三章はいよいよ異世界ならではの…現代日本の知識が通用しない分野に突入(鎌倉や日本橋には近い店ありますけどネ)。でも主人公コースケの真価は社畜時代、顧客に磨かれたコミュ力と、現代“知恵”チート。知識が異世界に応用出来ない時も、知恵は時代と世界を超え、人脈は新たな道を切り開いていく。ビジネス書のエッセンスも効いた、読んでて前向きになれる中編集です。