砂の海に生きる古豪傭兵団は災厄を討つ　～地上に降り立つ星の少女～

かつて世界から恐れられたコントラート傭兵団。今ではその威光は影も形もなく、団長である少年「ラズ」とその妹の「オニキス」しか所属しておらず、戦艦も持っていない。それでも実力者である二人は、魔力が込められた弾薬を装填して戦う魔装具を屈指し、小さな依頼から大きな依頼までを堅実にこなしていた。

ある日、二人の住む町に宇宙から少女「スピカ」が降ってくる。二人が地上に来た理由を訊ねると、地上に迫る「災厄」を打ち払いに来たと言う。しかし、地上に来た弊害でスピカに宿っていた「星の力」は奥底に眠ってしまい、戦う力がなくなっていた。それを不憫に思った二人はスピカの手助けをしてあげることにする。

災厄についての情報を集めるために、火山に現れた巨大な魔物、鉱山にて大量発生した鬼などの討伐依頼を受けるほか、争いの絶えない世界で傭兵をする二人には避けては通れない国と国の戦争にも参加する。
戦いの中で力を取り戻すスピカ。だが、彼女の中に住まう王を押し留めるには足りなかった。

銃や魔装具を用いた人々の争い。魔装具を越えた兵器の投入。そして、災厄は時を待つ。
戦いの絶えない世界で少年少女たちは力を示し、災厄を討つ。