評価:★★★★☆ 4.4
駆け出し冒険者の頃に片足を失い、故郷のド田舎に引っ込んで、薬草を集めたり魔獣や野獣を退治したり、畑仕事を手伝ったり、冒険者だか便利屋だか分からないような生活をしていた主人公。気が付けば三十も間近。
そんな時、薬草取りで入った山の中で捨て子を見つける。放っておくわけにもいかずに拾って育て、気づけば四十も間近。
父の背中を見て育ったせいか、すっかり大きくなった娘も冒険者になりたいと言う。自衛の為に小さな時から剣は教えていたが、確かに筋は悪くない。こんな田舎で燻らせているのも可哀想だ、と主人公は娘に都の冒険者ギルドへ向かわせる。
晴れて冒険者になった娘。
そんなこんなで五年、四十を超えた主人公は相変わらず田舎の冒険者モドキ。だが娘はギルドでも有数のSランク冒険者になっていて中々帰って来ず……。
「一体わたしはいつになったらお父さんに会えるんだ……!」※基本的に感想への返信は行いません。悪しからずご了承ください。また、他の方の感想へのコメントはトラブルの元になりますのでお控えください。
【2020.1.21完結しました】
アース・スターノベルより書籍版が発売中です。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:勘違い
長い間、連載お疲れ様でした。1話1話に読みごたえがあり、それぞれの描写が素晴らしい作品だと思います。いわゆる「異世界」の話ではあるものの、転生ではなくそこに住む人たちのドラマをあらゆる視点から魅せていく、という形で、特に人々の内側の描写が素晴らしい作品。ただ敵方の、特にシュバイツに対する描写に関しては、ちょっと薄く感じることがありました。しかしアンジェリンとベルグリフの親子はある意味理想の家族像という感じがしていて、ベルグリフは理想の父親像として覚えておきたい、と感じています。久しぶりに、終わってしまったのがとても寂しく感じる作品でした。
読み続けていながら、常に次が気になり続けていました。ひたすらワクワクしながら、次が読めないまま、スクロールし続ける手が止まりませんでした。特に、最後にすべてがつながる感じがすごく気持ちよく、鳥肌が立ちました。一度、読んでみてください。抵抗があるのであれば、せめて最初の20話分くらい。多分、大抵の方が、次々読んでしまうのではないでしょうか。ここで終わりかというさみしさはありますが、サイドストーリーとかも作りやすそうな構成しているので、そっちがないかなと深読みしたりして。新作があったら是非読んでみたいですね。
完結、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。親子の愛情、仲間との絆、人の心の強さと弱さ。いろいろな人間の想いが折り重なって綴られていく物語がとても美しく魅力的なお話でした。そしてなろうの中でも珍しい、父娘ラブラブ冒険譚。(途中から新婚イチャイチャもあり)とても糖分多めなのに、胸焼けせず最後までニヤニヤ読むことができ、読後の暖かさが心地よいです。名残惜しさはありますが、ひとまず完結という事で作者様に改めて感謝を。(この二人は果たして子離れ親離れできるのかと言う不安は若干残りますが)本当にお疲れさまでした!
目まぐるしく進む冒険者たちの忙しない時間とトルネラのゆっくりとした時間が同じ時間軸で進む不思議さ。父と娘の愛情溢れるやりとり。主人公を張れる個性的なキャラクターが沢山出てきます。設定は最小限のはずなのに世界観が重厚なので、魅力的な世界の一部だけを切り取ったような、これで終わるのが勿体ないような気持ちになります。続編、サイドストーリーに期待したいです。作中はもちろん色々と不安に駆られますが基本的には救いのない展開はなく、非常に爽やかな読後感です。それにしてもトルネラの田舎暮らしの描写の瑞々しさよ。作者は何者なんだ?なろうの面白いところですね。
お疲れ様でした、凄く面白かったです!とても大変だったと思いますがやりきりましたね!毎回楽しく読ませていただきました^_^・ベルクリフギルドマスター編・アンジェリン東への旅編の続編お待ちしてます(笑)と言うは冗談で、また気が向いたらでいいですので何かしらの続編を書いて頂けるとうれしいです!あっ、もちろん小説版、マンガ版も購入してますよ!
トルーキンの描いた世界をベースに日本でもロードス島などの名作が生まれましたが、この作品にはそれら古き良きファンタジーの雰囲気があります。物語からゲームが生まれ、昨今のゲーム世界をベースにしたファンタジー作品が中心になっている中では古典派と言えると思います。作中にまでレベルやステータス、ジョブなどの言葉が出てくることに違和感を感じる年配者にはお勧めかも。ポーション(霊薬)こそあれ、持ち歩いている物でもなく回復系魔法があるわけでもなく、他の作品と比べると死にやすい設定かと思います。戦闘描写の細かさもあり、緊迫した雰囲気を味わえます。かといって指輪物語のように最初から延々しんどい空気でもなく、まったりモードではひたすらまったり。勘違いして田舎暮らしに憧れないよう要注意。中年イチャコラのみ…文字数限界
アンジェとベルの両方の気持ち考えたら、涙が止まらんとです。情景の描写やキャラの感情の動きが、良く表されていて、非常に読んでて良かったです。最近になって、最初から一挙見しました。終わりに向けて進んでいる感が有りますが、このままの質で最後まで駆け抜けてもらいたいです。応援してます!すいません。これ以上長文書くのがしんどいのでここまでで失礼します。
今年この小説に出会えて、寝る前の一時が楽しいものになりました。話のおもしろさはもちろんのこと、登場人物、街並み、日常の風景、料理まで丁寧に描かれているので読み始めると物語の中にすぐに取り込まれてしまいます。こんな年末に更新して頂けるとは思っていなかったので嬉しかったです。ありがとうございます。また来年もみんなの動向を楽しみにしています。おつかれさまでした。
いつの間にかついた紳士な親父の異名。誰がつけた?娘が勝手につけた。なぜつけた?親父が好きすぎてつけた。皆に自慢したくてつけた。自分の父親はこれだけ凄いんだぞと教えたくてつけた。文句なしのファザコンだ。ここの娘は父ラブもSランクだ。控え目に言って最高だ。最高の小説である。それと娘パパラブ以外にも読者諸君に伝えておきたいことがある。もしもタイトルで読まずに見切りをつけているのならそれは大きな間違いだ。確かにタイトルはなろうでよく見かけるものだが、中身はベツモノ、ガチガチの本格派小説である。とにかく一度読んで損はないとだけここに記しておこう。
今回も、グラハムの語る死生観にグッと考えさせられるものがあり、とても 美味しいモノを食べたような満足感を感じさせて頂きました。が、! 最後の最後に、「あと次章が最終章です。」の一文!力が抜けました。(T . T)、デートの終わりの「あの角を曲がれば お別れだぁ」の気持ちです。中弛み、マンネリ化していく作品の多い中、常にワクワク続きを期待させてもらい、次の進展が読めない、もっとアンジェ達の活躍や日常を見たい!と 楽しみにしています。更新遅くても構いません! 某ガラスの◯面 みたいに まだまだ終わらないでください! 漫画も小説も、全て購入しています。これからも「大人買い」(笑)しますから! m(._.)m (>人<;)!!