聖母マリアが自殺した 完結日:2020年1月20日 作者:あかだま 評価:★★★★☆ 4現代日本で、14歳の少女Aが処女懐胎したことが医学的に証明された。 少女Aは現代の聖母マリアと称され、日本をはじめとして世界中のキリスト教徒や社会活動を巻き込んだ壮大な事件に発展していく。 現代の聖母マリア事件はどのように進展し、どう終わったのか。 この事件を卒業論文のテーマとして取り上げる平凡な女子大生の視点から物語は綴られる。 話数:全3話 ジャンル:ヒューマンドラマ 青春 登場人物 主人公属性 女主人公 職業・種族 未登録 時代:現代 舞台:学園 雰囲気:シリアス 展開:未登録 その他要素 伝奇 内政 宗教 日常 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
よろしいか?この作品が2020年2月16日現在、現代小説のお手本足り得るものであることは、およそ間違いない。だがもしも明日、この世に14歳の聖母マリアが現れたとしたら、この小説は預言書となるだろう。だがもしも明日、人類が謎の病で壊滅状態になったとしたら、この小説は古典になるだろう。では明日も明後日も変わらぬ日々が続いたら? えぇ、現代小説のお手本のままでいられるでしょう。「いま」を考え、物語を構築する。これができる人は無限に作品を生み出せる。この作品はその部分を踏まえ、非現実的な出来事をうまく現実の中に落とし込めている、まさに良作。お手本であります。