評価:★★★★☆ 4
時は戦乱の世。
同盟の証として隣国へ嫁いだ初音だったが、夫の章継《あきつぐ》は戦の遠征中ですれ違いの生活が続く。ようやく戦から凱旋しても、祝勝会にすら呼ばれない。
夫の顔だけでも拝んでやると、勢いのまま宴の席にこっそり忍んで行った初音は、偶然夫である章継と出くわす。とっさに身分を偽りやり過ごすが、なぜか気に入られてしまい、妻ということを伏せたまま章継と親しくなっていく。
夫としての章継は一向に初音を求めず会いにも来ない。
憎いはずの夫は、会えば優しく接してくれる。
その落差に悩みながらも、初音は徐々に章継に惹かれていく。
章継も初音の天真爛漫さに安らぎをおぼえ、愛の言葉を囁くようになる。__「俺のものになれ」なんて言われても、私はすでにあなたの妻。
気持ちに応えられないと何度伝えても、章継は初音を口説くのをやめるどころか、ますます情熱的に迫ってくる。
初音は困惑しながらも彼に惹かれていくのを自覚し始める。
__正体を明かせばこの関係は壊れてしまう。
罪悪感に耐えきれず、一度は身を引こうとした初音だが…?
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:戦国時代
舞台:未登録
注意:R15