評価：★★★★☆ 3.7
闇夜の中で、白い布に身を包んだ少女は『恐ろしい何か』から逃げて……そして殺されてしまった。
一方、普通の高校生、御影宗谷はある日、電車の迫る線路の上で助けを求める男性の姿を目撃する。
宗谷は男性を助けようとするが、周囲の人間に男性の姿は『視えて』いなかった。
何故なら、その男性は『数日前に電車に飛び降り自殺を図り、既に死んでいた』から。
やがて宗谷は気付く。自分は『他の人間には見えないものが視える』のだと。しかし、『視える』のはそれだけではなかった。
――無数の触手、巨大な体躯、裂けた口から覗く無数の牙――
彼は月夜の中で、黒く異形な化け物の姿を『視る』※本作はノベルアッププラス様へも投稿しております。
時代：現代
舞台：未登録