評価:★★★★☆ 3.9

「ぐはぁぁぁぁっっっ!」
 アダマンタイトすら分断する幾閃もの爪撃がオスローの体に吸い込まれていく。そして、一瞬後にはその傷口から大量の血液を吹き出させ、オスローは糸の切れた操り人形のように膝から崩れ落ちて、自分が作り出した血溜まりの中に倒れ込む。

「貴様らぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 人に化身した地竜エールドボルグの怒声があたり一面に響くと、地竜エールドボルグは人化を解いて本当の姿をあらわにする。そしてその巨大なアギトを大きく開き、喉の奥に溜めた大量の魔力を放出し、辺り一面を薙ぎ払う!!

「よくもオスローを!お前らは絶対に許さない!!」
 僕の怒りが頂点まで達し、ありとあらゆる制約を解き放つ。僕の小剣に過剰な魔力が注がれ、小剣が長剣に、そして大剣に姿を変える。

「ただで死ねると思うなよ!!」
 僕のドス黒い感情が<喰らうもの>を解き放ち、天に掲げた大剣に黒い影がまとわりつく。その影はどんどん長さを増し、やがては雲にも届くほどの黒い柱となる。
 そして僕は怒りの感情のままに、その剣を宿敵めがけて振り降ろす!!

 そして時代は変革を迎える。今までの安穏としていた平和な時代は終わりを告げ、狂気と恐怖の支配する時代へと移行する。間違いなくその中心にいるのは3つの魂を持ち竜の加護を受けた少年とその仲間達と、そして彼らの宿敵になる。

 1人に1つの魂(加護)を3つも持ってしまった少年が、個性の強い魂に振り回されて知らず知らずの内に大災害を発生させて、更なるチートで解決していく物語です!

第4部はアインルウム騒乱編の完結編になります!!
第1部 ~ 第3部までの物語が一気に収束していきますので、楽しんで頂けたら光栄です。

第1部、第2部は以下で完結しておりますので、こちらもご愛読頂けましたら幸いです。
https://ncode.syosetu.com/n0969fg/

第3部は以下で完結しておりますので、こちらもご愛読頂けましたら幸いです。
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登場人物
主人公属性
職業・種族

時代:未登録
舞台:
雰囲気:未登録
展開:未登録