青い涙

　主人公の隆志は、高校一年生の時に由美というクラスメイトに出会う。
　隆志は由美のことをだんだん好きになり、目を離せなくなってしまう。この時隆志には彼女がいて、どうしたらいいのかを悩む。
　結局、隆志は由美が好きだという気持ちを隠し切ることができず、彼女に別れを告げる。
　それからしばらくは隆志と由美の間に何も起こらないが、学校の文化祭が始まると二人の距離は急接近する。
　由美は文化祭のメインイベントである仮装ダンスのメンバーとなる。隆志はダンスをするつもりがなかったが、縁があって照明係を担当することとなる。
　この照明係になったことで隆志は、ダンスメンバーの一員となり、周りに溶け込んでいく。その中で由美と隆志は少しずつ打ち解けていく。
　文化祭が終わると体育祭が始まる。
　体育祭で軽い熱中症になってしまった由美を隆志は家まで送っていくことになり、さらに二人の間は親密になっていく。
　体育祭も終わると、文化祭がきっかけで仲良くなったダンスのメンバーは皆でカラオケや花火をすることとなる。
　カラオケの後に隆志と由美は二人きりで公園で話をすることとなる。
　隆志は、花火が終わった後も由美を公園に誘い、そこで告白する。このことをきっかけに隆志と由美は付き合うことになる。
　しかし、告白をした帰り道に隆志は交通事故に遭ってしまう。
　その事故がきっかけで隆志は片足を失ってしまう。
　片足を無くしてしまったことで隆志は精神的に弱くなり、由美に依存してしまうようになる。
　動物園でのデートをきっかけに由美への不信感が生まれ、隆志の心は大きく変わってしまう。
　その変わってしまった心が原因で隆志と由美は別れることとなる。
　しかし、隆志が改心することで、まだ彼のことを好きだった由美はやり直すことを決意する。
　物語はそれから一年が経過し、二人は大学生と専門学生になる。
　由美には新たに好きな人が出来てしまい、そのことを隆志に気付かれてしまう。
　そのことをきっかけに由美は「別れよう。」と隆志に告げる。