評価:★★★☆☆ 3.4

「エリザベート・ランドルフ。君との婚約をここで破棄させてもらう」
 そう舞踏会で宣言されたエリザベート・ランドルフは周囲の人の心ない言葉に屈して会場から逃げ出した。
「どうして私が」
 そう嘆く彼女の前に現れたのは全身黒づくめの怪しい老人。
 老人はエリザベートに告げるのだった。
「このまま王国にいると処刑される」と。
 突然言われた死の預言に、普通の人なら気にしないはずなのに彼女は信じ込んでしまう。
「ならどうすれいいの」
 老人を問い詰めて答えを言わせようとしたエリザベートに老人は告げた。
「王都を出ればいいのです」
 一人で街の外に出たことがない彼女がどうやって外で生きていけばいいのか。
 こんな醜態を晒した後では家族も助けてくれないはず。
 そう考えた彼女にある天啓がひらめく。
 そうだ。冒険者になって彼らを見返せばいいんだ。
 なぜそんな結論になったのか誰にもわからない。
 しかし、彼女は本気で冒険者になって自分を捨てた侯爵や自分を嵌めた子爵令嬢を見返すために旅に出るのだった。

 これはそんなよくわからない理由で最高の冒険者を目指す、最凶の貴族令嬢、いや悪役令嬢エリザベート・ランドルフが傍若無人なことをしたり、私tueeeeeしながら冒険をする復讐(?)冒険譚である。



登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:

その他要素