評価:★★★★☆ 3.8
レティシア・シルヴェストルはちょっと変わった子供だった。誰も知らないことを話し、誰も見たことのないものを語る。
それが前世の記憶によるものだと知ったのは五つのときだった。
未来の自分がお伽話に出てくる悪い魔女のような――いわゆる悪役令嬢になることを知り、夢見る少女だったレティシアは泣いて泣いて泣いて泣きわいた。
泣き続けた結果、レティシアは開き直った。王妃の座にはつきたくないし、好きでもない相手とも結婚したくない。
我儘なレティシアが悪役令嬢を目指していたはずが――※流血表現、残酷な描写、人死になどがあります。
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雰囲気:ダーク
展開:未登録