評価:★★☆☆☆ 2
困窮した人々の前に英雄が現れることは歴史が証明している。この英雄譚も突如現れた一人の英雄が成し遂げた幾多の奇跡を綴ったものである。ボウフラのように湧いた英雄エンは栄養状況の芳しくない村の食料問題を解決したことで王国全土にその名を轟かした。
人口の大半がヒト族でありながら王族は狐族であるヴァルト王国は多くの問題に悩んでいた。農村の荒廃に政情の混乱。大臣同士の対立、王家にあからさまに反抗する新興貴族たち、そして農村部に広がる狐族に対する敵意。王家のかじ取りを任されたのは狐娘の姫君ツヴェルフ。力を持たない王家、なすすべのない姫君。それでも彼女は状況を改善しようと努めた。そして英雄が現れた。一人の英雄にまつわる驚愕の物語が始まろうとしている……
プロローグよりも前の部分は三人称視点で書かれています。それ以降は一人称視点の物語が始まる予定です。(タイトル変更しました)
話数:全26話
ジャンル:異世界ファンタジー
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15