評価:★★★★☆ 3.7

 私はコンスタンティス正教国の第五王女セレニアである。生まれ出た日から数年間は美貌の姫と持て囃された私だったが、七歳の時に馬車の事故によって右の足首から下を失った。美貌の姫から一転、政略結婚にも使えない粗悪品にと落ちたのだ。だからこそと、私は王宮の奥底にいたのだが、陸兵団長のバルドゥクが私を押し付けられたのだ。
 バルドゥクは勇猛果敢と有名な英雄であるが、いかんせん、下民出身であるために軍部での出世も頭打ちだ。粗悪品の私を引き受けること、その褒美に彼は貴族へと成り上がれた。誰もが納得の行為だが、彼の目的は爵位でもなんでもなかったという、お話。
 あら、侍女たちが泣いていたのはお姫様なのに、私が簡易パッケージで嫁入りさせられたから?


話数:全40話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:
舞台:
雰囲気:

その他要素
注意:全年齢対象