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木下七海 高校1年 16歳

高校に入って初めて隣の席になったのは、
女嫌いのこじらせ男。
大っ嫌いだった。
感じ悪いし、訳わからない事ばかり言うし、
というか、そもそも無視される。
鼻で人を笑うし、いつも冷たい目で睨む。
まともに話ができない、そう思ってた。

でも、違った。

彼は、工藤勇磨は、いい奴だった。
優しくて正義感の強い勇磨がいてくれたから、
初めての失恋も思った程、ツラくなかった。

彼を知れば知るほど、私は彼に惹かれて
大切な友達になったんだ。

その容姿から、常に女の子からモテまくり、
追いかけられ、せまられ、構われ、日常を狂わせられた生活をしてきた勇磨は、ひどい女嫌いだった。

でも、誰も勇磨の内面を見ようとはしない。
ただ、見て騒いで勝手に想像する。

勇磨はアイドルじゃない。
みんなの勇磨でもない。

私は勇磨の内面を見て好きになって友達になった。
ファンクラブに意地悪されても、勇磨とは友達で
いたい。
だから、ファンクラブとも、その他の女子とも戦った。

そんな私を勇磨は好きだと言ってくれた。

すぐには自分の思いに気がつかず勇磨を傷つけたけど、大好きだって、大切だって思い知った。

それは今も変わらない。

勇磨が好き。

勇磨の夢を応援したい。

私の夢を応援してくれる勇磨だから。

でも、勇磨はモテる。
それは同世代だけとは限らない。

年上の恋愛経験豊富なお姉さんもだ。

勇磨だけは、諦めたくないけど、そんな
お姉さんに、私、勝てる?

どうしたらいいんだろう。

勇磨の気持ちが、私から離れていく。
止められない。

怖いよ。


話数:全8話
ジャンル: 

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象