評価:★★★★☆ 3.9

 ロクでなしのロク、そう呼ばれ蔑まれてきた一人の男がいた。
 彼は魔人と呼ばれる人外の身であり常に迫害の中で生きてきた。
 そんな彼はある時人の手で捕らえられ、極刑により処刑されることとなる。

 だが晒し者にされ、人生に絶望しながら死の時を待っていた彼に一人の少女が手を差し伸べた。

 その少女の名はセレス=アナスタシア。
 男は唯一自らを救ってくれた少女と心を通わせるが、彼女は滅びゆく世界を救うためにたった一人犠牲にされてしまう。

 すなわち化物の兵器として使い捨てられ、無惨な最後を迎えることとなったのだ。

 男にとっては誰よりもなによりも大切だった少女。
 彼女は世界のために奪われた。

 だから男は、一人のために世界を滅ぼすことにした。



登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:
舞台:

その他要素