ある稲荷の神隠し 完結日:2011年6月25日 作者:しいな けい 評価:★★★★☆ 4.4【完結しました】 ある日突然紅葉山の稲荷神『あぶらあげ』の姿がなくなったのは ひとの子の世でいうところの十四年前。 「お兄様を返せ」 「俺は殺してるよ、紅葉山稲荷神のことを」 「力を貸しては駄目」 ──『柚子』は『あぶらあげ』を視ることができなくなっていた。 話数:全10話 ジャンル:その他 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 和風 狐 稲荷 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
このお話はシリーズ連作です。ですが話はすべて単体なのでこれも一つで読むことが出来ます。これは、言うなれば巫女に当たる『柚子』を受け継いだ少年と祀られる狐神様、愛称『あぶらあげ』とその妹で隣山の狐神様、『柚子』の従姉妹のお話です。神様と人の話で在り、けれど根本は人間同士の間柄と変わらない部分の話で在る。曰く、愛すること、信じること。とは言え、難しく考えて読むのを忌避しないでください。この話はテイスト、昔話の文体、ライトノベルである。ライトノベルの部分は軽く読める=気軽に読めるで公式にしていただければ幸い。昔、幼少時に絵本を読んだ感覚で、お読みいただければ良いと思います。絵本を読んだとき、その寓話に秘められた何かを悟るのは決まって大人になってからですが、多分同じことが言えると思われます。それではぜひお読みください。よしなに。