評価:★★★★☆ 4.1
榊原仁志はユンボが大好きである。ユンボを中心に人生を決めるくらいだ。
ユンボ――正式名称は油圧ショベル。別名パワーショベル、バックホー。だが関西地方ではユンボと呼ばれることが多い。
そんなユンボラブな俺が大正時代に飛んでしまった。
そこで、神崎中尉と出会い、国産ユンボの開発に向けて頑張るお話。
ついでに日本も変わっていきます。仮想戦記です。
前半が内政パートで後半が戦争パートになっています。
話数:全51話
ジャンル:エピック・ファンタジー 歴史
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
タイトルで若干損しているかもしれませんが。あくまで個人視点で時代の経過を見る事が出来て、読むに至ってストレスや苦痛が無かったです。国家関係も荒唐無稽ではなく、ありえたかもしれない選択肢を進んだ印象を受けてました。久しぶりにHOI4起動したくなる良作に感じます。個人視点でありながらも人物は舞台装置に過ぎず、世界の変遷を楽しめたのが個人的には良かった所だと思いました。素晴らしい作品をありがとう
戦争ものというと、鮮やかな戦略や戦術。新兵器が圧倒的な活躍を見せる。といった点が前面に出される作品が多いですが、この物語は建設機械の改革をメインにした珍しくも興味深い作品です。しかし、建設機械こそまさに縁の下の力持ちであり戦争を支えるとても大切な要素には違いありません。物語は建設機械について詳しくない人でも分かりやすく読めますし、戦争物をよく読む人にも面白い内容だと思います。前線ではなく後方から描いた物語。是非とも読んで頂きたい作品です。
この作品は戦記なんですが、そこにはまず出てこないであろうユンボという単語で笑って、興味が惹かれます。中身も分かりやすく、丁寧に書かれていることもあって戦争とか詳しくない私でも楽しく読むことが出来ました。戦争物というだけで避けてしまう人もいるかもしれませんが、この作品は読んでおいて損は無いと思います。