戦国リーゼント 完結日:2015年3月19日 作者:寛喜堂秀介 評価:★★★★☆ 4.2時は戦国。 ヤツらは突然やってきた。 うなるバイクにはためく長ラン、風になびくはリーゼント。 喧嘩上等の暴走族、山田正道と舎弟100人、戦国乱世に特攻むぜ! 「……ところで、戦国時代ってなんだァ?」 こんなやつらが織田信長と乱世をナナメ上に突っ走る戦国ヤンキーコメディ! 話数:全34話 ジャンル:タイムトラベル 歴史 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:戦国時代 舞台:未登録 雰囲気:ギャグ 展開:未登録 その他要素 ifモノ 地図 歴史改変 熱田 織田家 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
タイムスリップ物でこんなに予想外な展開を繰り広げる作品は初めてでした!ヤンキーが戦国時代って笑、と読んでいくうちに気が付けば一日中読んでました笑それほどに夢中にさせてくれる戦国リーゼント、ただのヤンキーが戦国時代で大暴れと思うなかれ、斜め上をいく真面目な展開に度肝を抜かれます!そして偉人たちとの絡み、待ち受ける苦難にどう立ち向かうか、そしてヤンキーたちが待ち受ける結末とは!?それは読んでからのお楽しみという事で…
戦国時代にトリップする作品も昨今では珍しくありませんが、本作は一味違います。一言で言うと「戦国時代? だからどうした! どこだろうと俺たちの流儀で突っ走るぜ!」といった感じでしょうか。読んでいて非常に小気味良い作品です。織田信長をメインとした時の権力者達にへり下ることなく、思うがままに戦国時代を駆け抜けたヤンキー達の物語。オススメです。頭を空っぽにして楽しめる作品ですので、気になった方は是非ご一読を。
麻薬という奴は脳みその中でできる快楽物質の劣化版のようなものだという。 それは天才と呼ばれるような人間の脳では意図的かつ活発に分泌されるものであろう。天才と狂気は紙一重とはよく言ったもんだ。 一回目を通すつもりで最後まで読んでしまったのに二度完読してしまった。三度めは怖くて少しも読み直せない。それがこの作品である。 正直天才と縁がなさそうな熱い脳みそ筋肉ヤンキー軍団が戦国大名と互角の契りを結んで、時には義理を通して兄弟と反目したり、時には誓いのために万難を排して駆けつける。 経年劣化で動かなくなったバイク。 段ボール、襤褸。鉄屑。みんなひきつけます。 男達の熱い魂が奇跡を呼ぶ。 古ぼけたバイクが内燃機関となって戦国の世を変えていく。 それはついに世界だって。 目指せ天下。髪が白くなってもハゲても。 この胸の中にたぎるヒートを奪うことなどできやしない。
っぱねぇ。戦国転移の最高峰。下手な小利口より、痛快だぜ。裏で、筆者の戦国知識が唸りを上げて、幸運と共に、愉快で気持ちの良い漢が、立ち上がった。ご都合主義ではありますが、それは先刻ご承知のこと。読み手の、現実社会のフラストレーションをぶち飛ばす、怪作品だ。パラリラ、パラリラ。是非、書籍化・漫画化・そしてアニメ化希望‼️
戦国のタイムスリップ物と言えば、何を思い描きますか?多くは未来の知識や技術を武器に、生き抜いていくという展開が真っ先に思いつくでしょう。でもこの作品の主人公たちは暴走族!織田信長さえマトモに知らない脳筋な彼らは、未来からの持ち物を惜しみなく分け与えてしまい、戦国の町は彼らの手により魔改造されていきます!主人公正道以下のメンツも濃いヤツばかり!野心と時代の知識は人一倍、でも空回りばかりのシゲル。ニヒルな歳三(けどバカです)。「そもそもお前なんでゾクやってんだ!?」というある意味チートな弟高道。確たる時代考証の下描かれる物語は、呆気にとられる設定と展開ながら読みやすく、戦国ファンでなくても面白い。末尾の寸劇も報復絶倒なので見逃すことなかれ!彼らのヒートな魂に「マジパネェ」と繰り返すこと間違いなしの、痛快戦国小説です!
初日の出暴走に集まった暴走族がタイムスリップした。百人で。バイクごと。織田信長の生きる戦国時代に。彼らが持ち込んだのは、現代の物資、知識、そして歴史の可能性――――だが、彼らは基本的に脳筋(バカ)だった!熱い、とにかくひたすら熱くて真っ直ぐな暴走族たちと、そんな彼らにぶつかられる戦国時代の人々のコラボレーションが面白いです。頭空っぽにして楽しむも良し、戦国時代に思いを馳せるも良し。戦国ネタを数えるも良しで、日本史を忘れた方から戦国好きな人までみんなにお勧め出来る作品です!ないない尽くしのタイムスリップ。それでも――ただ、ヒート(熱くある)ならそれで良い!
いろいろなトリップものを見ましたが……これほど、ハジけてるのは、初めてかもしれません!なにせ、トリップするのが「不良」と呼ばれる方々なんですものっ!!しかも、ばしっとあの、リーゼントを決めている方々!!そんな兄ちゃん達(←ここポイント)が、織田信長のいる戦国時代に来ちゃったんだから、もう大変!バイクを乗り回しながら、あれやこれやの大騒ぎ!!しかも、この作品の凄いところは、歴史考証などしっかりと考えて作成されているというところです。ハチャメチャな内容だけではないのです!!ちょっとラブなトリップに飽きた方には、こんな面白いお話もいかがでしょうか? すっごく面白いですよ!