私小説論 完結日:2008年2月21日 作者:藤堂 豪 評価:★★★★☆ 4.3私小説について、改めて考えてみようと思います。特に難しい事を言うつもりはありませんが、私小説とは、とかそういった基本的な事よりはやや内容は突っ込んでいる私独自の理論です。 話数:全2話 ジャンル:その他 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:現代 舞台:未登録 雰囲気:シリアス 展開:未登録 その他要素 ノンフィクション フィクション 実話系 感性 文学 狂気 社会問題 私小説 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
片言を並べるよりも率直に感じたことを羅列する方がこの作品のレビューとしては相応しいと想い、少し崩した風で書いていく。私小説と言えば志賀直哉を真先に連想するのは致し方のないこと。彼の作品を読んでいる上で私はこの文章を読んだ。そのせいか節々に共感できる箇所があり、頷けるところも多かった。特に私小説というを純粋な文学活動と記しているところがある。それはつまり純文学若しくはそれに近い形式であるということであろう。そう言えばこの純文学が減少しつつある昨今の薄らな兆しにも見えてくるのではないか。最近では活字離れの対応に携帯小説と言う文学とは言い難い作品が蔓延しているが、このように少し固い形式を用いて私小説を書いていくことに意義があるのではないか、とこの文章を読んで私は感じた。そういう面でそう気づかせてくれた筆者には改めて感謝をしなければならないのかもしれない。