評価:★★★★☆ 4
「河童なんて想像上の生き物だろう」
私がそう言うと、ビルの谷間で拾った河童はきょとんとした顔で自分を指差し、そして首を少し傾げた。
「おまえは存在しちゃいけない存在なんだよ」
河童は濡れたタオルのようにへなへなと力なく横になり、手で膝を抱き、しくしくと泣き始めた。声までは出していないが、大粒の涙を次々に溢れされる河童を見て、私の良心が少し痛む。(本文より)かわいい河童と暮らしたい人向けまったり小説です。剣も魔法も異世界もでてきません。でもファンタジーだと思います。
話数:全6話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象