評価:★★★★☆ 3.8
戦国ゲーム世界の織田信長に生まれ変わったがなんかこの世界はおかしいの連載版です。
ある日ゲームショップで歴史シミュレーションゲーム”ノッブの野望”と間違えて戦国格闘アクションゲーム”戦国BASSARI(バッサリ)”を買ってきてしまった主人公はゲームを起動した瞬間にテレビモニターに飲み込まれてゲーム世界に入り込んでしまった。
獣の褌一丁の姿かつ全身傷だらけで四つん這いで地面を疾走する犬こと前田利家。
身長2メートルを超える巨体と戦国最高の頭脳でどんな敵でも物理的に粉砕する猿こと木下藤吉郎。
自動拳銃から大砲まであらゆる火器を使って敵を殲滅する帰蝶らとともに右手の妖刀村正で敵の魂をすすり、左手のショットガンで敵を吹き飛ばす、最終奥義は目からビームな魔王信長に生まれ変わった俺は十傑集走りで尾張の奉行織田信秀の息子の立場からから天下統一へ走り出す! ってこの世界なんかおかしくないか?という感じのお話です。
史実での織田信長に関する出来事や行動などを真面目に考察しつつもコメディ路線で突っ走ります。
話数:全31話
ジャンル:歴史
まずはこちらをご覧いただきたい。【織田信長は兵農分離をしたのか】【斎藤道三はなぜ美濃を信長に譲ろうとしたのか】 サブタイトルの一部である。 お分かりいただけただろうか? そう、この物語は硬派な架空戦記である。 ただし舞台になってるのは【戦国BAS○RA(がモデルのゲーム)】だ! 主人公は【信長○野望】と間違えてBAS○RAを買ってしまい、ゲーム世界に転移してしまったのである。 お供の犬(前田利家)は四足で爆走、猿(秀吉)は戦国最高の頭脳で頭突きを用いて城門を粉々に粉砕、キジならぬ帰蝶(信長の正妻)はパラグライダーで空を飛ぶ。 だがタイトルでわかるように、政略シーンは無駄に考証されている。 信長○野望の戦闘パートがBAS○RAになってると思えばわかりやすい。 何というアンバランス。 だがそれがいい! これは戦国を駆け抜けたBAS○RAたちの物語である。