評価:★★★☆☆ 3.2

ヤクザ――20世紀を迎えた帝都にて、日露戦争の混乱に乗じて勢力を拡大しつつある連中がいた。
彼らは徒党を組み、暴力を生業とし、時に弱い者を餌食とした。

なかでも師弟暴力団『木曜会』という、構成員が全員文豪という異色のヤクザ集団は、会長・夏目漱石を頭として抗争に明け暮れ、その実力は軍隊すら脅かすものとなっていた。

しかし、そんな危険な文豪ヤクザたちですら、迂闊に手出しできない存在が帝都にはいる。
貧民街に住む町医者の少年・於菟(おと)は、軍医・森鴎外の実子にして、貧しい人々に無償の医療を施す聖人。そして、いざ戦闘となれば、刃向かう者を素手で撃滅する帝王に変貌し、その無双振りから、彼は『白虎』の名で帝都中から畏れられていた。

於菟はヤクザたちから貧民街の人々を守るため、ヤクザたちの抗争に単身で身を投じていく。
そして抗争の果てに、於菟は帝都の影で蠢く恐ろしい陰謀を叩き潰すことを決意する。

これは歴史にその名を残す名医・森於菟の始まりを、『歴史×文豪×ヤクザ』で描く物語。


話数:全44話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
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舞台:未登録
雰囲気:未登録