パスタイム

要素: 和風

幸田露伴「風流微塵蔵」……<8>「あがりがま」現代語勝手訳

評価:★★★★☆ 3.5(0)
    前回「さんなきぐるま」では、新三郎が奉公に出された「坂本屋」の主人、喜蔵のことが描かれていた。喜蔵は彼が奉公していた先代の「坂本屋」の主人の遺言で、本来は、そこの美貌の娘である「おこの」を娶るはずであったが、店を出ても、 […]

    風のあやかし

    評価:★★★☆☆ 2.5(0)
      東の浜の民は、まじないをほどこした凧に風妖を宿し、風をあやつる風妖の力を借りて、暮らしを営んでいる。 村の少女イトは、風妖をうまく扱えず、役立たず扱いをうけながら、秘密の崖で孤独に風使いの訓練を重ねていた。そのことは、若 […]

      祠の記憶 -蛭児姫の祈りー

      評価:★★★☆☆ 2.8(0)
      テーマ:②サスペンス.推理もの 平々凡々な人生を送っていた斎藤嵐は、刺激のある人生に憧れていた。友人の風間平和の、波乱万丈な人生を羨ましくさえ思っていた。その風間と2人で出かけた旅先で、ある古びた祠に参拝した。「何か起き […]

      それぞれの想い胸に咲け、涙が枯れたら満月に笑え

      評価:★★★☆☆ 2.5(0)
      鬼に襲われおばあさんの大事な宝物を奪われた主人公が鬼退治へと出かける。旅を続け、仲間を見つけていくうちに、故郷へ残した幼馴染の女の子に恋心を抱いている自分を徐々に自覚していった。見事に鬼を退治した主人公は故郷へ戻り、想い […]

      僕と狼姉様の十五夜幻想物語 ー温泉旅館から始まる少し破廉恥な非日常ー

      評価:★★★★☆ 4.2(0)
       僕の故郷には、狼の言い伝えがある。  東京から、帰郷したその日は十五夜。    まんまるなお月様が登る夜。銀色の狼様に会った。妖艶な、狼の姉様に。 「ここに人の子が来ることは、久しく無かったのう……かかっ」  彼女は艶 […]

      幸田露伴「風流微塵蔵」……<9>「みやこどり」現代語勝手訳

      評価:★★★☆☆ 2.5(0)
      前回「あがりがま」で、坂本屋に押し入った強盗事件により、新三郎は主人の喜蔵と気まずい関係となった。その後、新三郎は仕事でミスを犯したため、追い出されるようにして、喜蔵のもとを去る。 新三郎の新たな奉公先は、練塀町にある眞 […]

      剥製屋事件簿その十二<人殺しは見ればわかる>

      評価:★★★★☆ 3.7(0)
      神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。 聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった […]

      【古代日本歴史ファンタジー】神山のつくば 〜日高見国戦記〜

      評価:★★★★☆ 3.8(0)
      ◎挿し絵、たくさん入れてます◎ 時は三世紀――日本。 北の大国・日高見軍は、大和連合軍との戦にそなえ、常陸の国々を攻め落としていった。 日高見国の若き王である那束(なつか)は、いくつもの戦功をあげながらも、自分の中の殺戮 […]

      巫覡、寿ぐ(ふげき、ことほぐ)

      評価:★★★☆☆ 3(0)
      ――こんな筈じゃなかったのに。  初仕事を終えた娘は守護霊の説教を頭に浴びつつ、破れた服を縫いながらぼやいた。  彼女は元は温かな隠れ里で家族と共に里を切り盛りする優しく働き者の娘だった。  ところがある日、里は黒い衣を […]

      あなたの事が好きだから

      評価:★★★☆☆ 3(0)
      「私を見つけて。お願い……だって私、あなたのことが——」 大学一年の春休み、五十嵐蓮(いがらし れん)は、父方の祖父母の家へ帰省する。 のどかな田舎と自然に囲まれながら、従姉妹や叔母との交流に癒しを覚える日々。 ある日、 […]