パスタイム

要素: 藤原冬嗣

挽歌 -小説 嵯峨天皇- 第一部

評価:★★★★☆ 3.7(0)
「くれぐれも、兄弟仲良くな」  にこやかに言って頭を撫でる父帝(桓武帝)が、実の弟を無実の罪で殺したことを神野は知っていた。朗らかであでやかな母乙牟漏と、十二歳年長の兄で皇太子の安殿。彼らの愛情を信じてはいても、周囲で次 […]

挽歌 -小説 嵯峨天皇- 第二部

評価:★★★★☆ 3.5(0)
 兄、平城上皇との対立を乗り切り、名実ともに朝廷の頂点に立った神野は、その天分を発揮し、着実に国の形を整えてゆく。その許で、朝廷は後に「弘仁の治」と称えられる安定期を迎える。  藤原北家の長となった冬嗣と、忠実な臣で有り […]