歓声の軌道 評価:☆☆☆☆☆ 0(0) 作者:前田雅峰 完結日:2018年2月4日 話数:全3話 誠一は軽便鉄道の沿線に生まれ、故郷を大切に思ってそこに就職する。そして様々な事を経験する。年に一度の大祭の日の大きな仕事を果たしながら、誠一は次第に自分の中に在る密かな想いが他の人間にも通じるものではないのかとの気持ちを […] 続きを読む
停留所の跡 評価:☆☆☆☆☆ 0(0) 作者:前田雅峰 完結日:2018年5月23日 話数:全8話 私は山梨県の奈良田の温泉を訪ねたが、その行程で庄助さんという年配の男性と知り合いになる。私は庄助さんのもつ温和で落ち着いた雰囲気を好きになるが、背後に何か暗いものを感じる。果たして庄助さんは奈良田の旅館で自分の過去を私に […] 続きを読む
四つめの鉄道 評価:★★★★☆ 3.5(0) 作者:前田雅峰 完結日:2018年6月18日 話数:全3話 私は自分の住む町に今まで自分が全然知らない鉄道が走っているのを知った。しかしその鉄道は町までずっと山裾や谷合を通り、着いた終着駅も町から随分遠い所に駅が在った。 おまけに車掌がどことなく変だった。終着駅で私は車掌と二人、 […] 続きを読む
二十六線という場所 評価:★★★★★ 4.5(0) 作者:前田雅峰 完結日:2018年7月18日 話数:全3話 私は毎日の会社勤めが嫌になると、旅に出るのだった。今回は遠く北海道の、今はもう人の住んでいない開拓の村の跡を訪ねた。原野の淋しい風景に囲まれ、そこを案内してくれた馬車の御者の農夫と色々話をしているうちに、私は自然に静かで […] 続きを読む
原野の小屋―勇知にて 評価:☆☆☆☆☆ 0(0) 作者:前田雅峰 完結日:2018年8月13日 話数:全2話 道北の小駅で降りた私は、その駅裏から続く泥に埋もれた細い線路を辿り始めた。暫く行くと古い小屋が在り、そこに居た老人と話をするが、独り暮らしの老人は自分の今の平和な暮らしぶりを『運が良い』と言う。 続きを読む