パスタイム

時代: 明治

怪談 しゃれこうべ

評価:★★★★☆ 3.7(1)
    【毎日投稿】 妖怪 × 落語 × ショートショート  怖いのか可笑しいのか、笑えるのか泣けるのか。  オチが付けばそれまでの怪談噺。  ◇ 『妖怪』をテーマに短く読める小説を投稿中。  基本的には実際に残っている伝承をア […]

    砂糖細工の船 ―The Despiteful Ghosts―

    評価:★★★★☆ 3.8(1)
      海の上には、絶望した人々が大勢住んだ、砂糖細工の船が浮かんでいる――。いじめに遭い、人生に絶望した少年は首を吊る。誰も助けてくれない。誰も寄り添ってくれない。人生に対する勇気ももうない。猫の三毛しか、そばにいてくれない。 […]

      江戸浪士隊血風録

      評価:★★★★☆ 4.3(1)
       明治維新が成功せず、日本が東西に分裂して争うことになった「明慈(めいじ)」時代。  俺(片桐隼人)は、剣の腕を生かした仕事につこうと徳川将軍家が治める東日本の首都江戸に武蔵国(むさしのくに)の片田舎から出てきた。  し […]

      なりそこないの陰陽師

      評価:★★☆☆☆ 2.3(0)
      かの大陰陽師・安倍晴明の血をひく土御門家。明治維新後は東京に移住し、平穏に暮らす……はずだったが、陰陽道は法律で禁じられ、旧公家という理由で子爵に叙されていた。若い当主・土御門晴栄は、社会で切磋琢磨する才覚ゼロ。時節に乗 […]

      ある猫の怪

      評価:★★★★★ 4.5(0)
         妹のように可愛がっていたキジトラ猫を実家にのこして、娘は隣の村の陸軍旦那に嫁いでいった。  しかし嫁いだ家に愛はなく、いつもさびしい思いをすることになる。  さびしく退屈な日々を過ごす娘の前に、タマと名乗る少女が現れる […]

        社尺別(しゃしゃくべつ)

        評価:★★★☆☆ 2.5(0)
         私は故郷の村を出て炭鉱に働きに来た。しかしいつしか故郷で待つ母に送金する事も出来なくなっていた。仕事は厳しく危険で、休日も心を休ませることが出来ず、日々の暮らしには何も明るいものが無かった。  しかし私は呆然と訪れた炭 […]

        「猫」 値打ち三文の幸福論 

        評価:★★☆☆☆ 1.5(0)
        明治頃。作家である靖高は、親友との雑談の中で全ての生き物の為になる「幸福論」を書こうと思い付く。それは彼が人生をかけてでも書こうと云う大仕事になる筈だった。ところが靖高は、大のつく猫嫌いだった。しかし、そんな彼の家で雌猫 […]

        吾輩は書生である

        評価:★★★☆☆ 3(0)
        明治某年夏、16歳の佐藤茂吉は、東北の寒村から上京し、資産家で帝国大学の教授でもある二階堂先生の家に書生として下宿することになった。 勉学に励み、立身出世して、故郷の人たちのために立派な人間になりたい…と熱い志に燃えてい […]

        骨の撥《ばち》

        評価:★★★★☆ 4.2(0)
        「骨の撥を毀《こわ》してください」。  時代は明治。〈師匠〉と呼ばれるむすめ・りう。その〈弟子〉本田柳太郎。ふたりは江戸時代に作られた〈骨の撥《ばち》〉を毀すこととなる。 「この撥で弾く音は常世へも地獄へも響きます」―― […]

        日出ずる国の夜明けの頃~日立製作所を創った男たち~

        評価:★★★★☆ 3.8(0)
        明治維新後、新しい価値に包まれた時代の中、「国産の工業製品」を創ることだけを一心に目指した男がいた。 小平浪平。 彼の許には、やがて同志とも呼べる仲間が集い、ついには「日立製作所」という企業が生まれる。 外国産の輸入機器 […]