20位:『ハートフルゾンビ』
作者:ひょうたんふくろう
子供をかばって死んでしまった主人公『三条 ミナミ』。彼は神様に気に入られ異世界にいくことになったが、ちょっとした事情でゾンビとして生きていくことになる。異世界で出会った少女とともに孤児院【エレメンタルバター】を運営してくことになったり、冒険者として活動したり……。 ゾンビの特性を利用しつつ、剣と魔法のファンタジー世界でミナミは自由気ままに生きていく。 そんなゾンビのゾンビによるゾンビのためのハートフルゾンビファンタジー(自称)
19位:『World’s End Online』
作者:yuki
かつて女キャラを使っていただけでネカマと糾弾され迫害を受けた少年は全世界の直結厨どもに復讐すべく、世界初のVRMMORPG『World’s End Online』に手を出した。やがて『プロネカマ』を自称するまでになった少年はセシリアというアバターを作成。磨き上げたテクニックを駆使し、数々の男達を篭絡し始める。熱烈な告白や厨二じみた痛いアプローチの数々を余すところなく記録し、ネカマだとばらすついでにこれらの記録を公開する計画は順調に最終段階を迎えた。だが、暴露イベントで彼らを散々嘲笑っていたまさにその瞬間、プレイヤー達は一瞬の暗転を境にゲームとよく似た異世界へ転送されてしまう。ゲームと同じ姿になってしまった今、何をされてもおかしくないと察したセシリアは混乱するプレイヤー集団から我先に逃げ出す。能力や容姿はゲームのままなのに、ゲームシステムの大部分が排除されたシビアかつ現実味溢れる異世界では、毎日を生き伸びる事でさえ困難の連続。元の世界に帰る方法を探すには他のプレイヤー達の協力が必要不可欠だと感じたセシリアは、ゲーム時代からの親友が属しているギルドへの加入を決める。ネカマを暴露した事で多くのプレイヤーから恨まれる中、どうにか宥める事に成功して無事加入を果たしたまでは良かったものの、お人好しのマスターが慣れない異世界で急造したギルドは大量の問題で溢れかえっていて……。まずはこの世界で安定した生活を築く為、そして何より元の世界に帰る為、プロネカマとして磨いた知恵と交渉術を武器に異世界の攻略に挑む。
TSを題材にしたシリアスな話単にTSがあったから読んでみたが、それ以上に物語として凄い、人の心の描写、ストーリーに、ファンタジーなのに、生々しく、現実感がある。単に、チートで敵を倒す、知識チートするそんなことはなく、たしかにチート能力も有るが、それをどのように使っていくのか、どうしたら安全に暮らせるのか、どうやって帰還するのか、などが現実的。よくある、「たまたま通りかがった冒険者が助けた」「元々信頼された世界規模のギルドがある」「帰還する方法は、魔王を倒す」等の分かりやすい話はなく右も左も分からない状況で信頼ゼロの状態で混乱する他プレーヤーを飴と鞭で、まとめ、鬼畜な異世界を生き延びていく話です。
ルアキー
(´・ω・`)ネカマとしてプレーしすぎて、色んなプレイヤーの恨みを買いまくりの銀髪美少女さんが、異世界になったゲームで狙われすぎて逃げて逃げまくるお話さんだよ。(´・ω・`)衛生環境とか、討伐依頼で足元見られて生活するのが大変とか、ギルドマスターが甘すぎて交渉に向いていないとか、色んな問題が大量発生している所がワクワクした。知り合いの男キャラプレーヤーの中身が腐女子だから、ガチホモみたいでアッーな要素あって笑えるね。
18位:『おやすみからおはようを隣で』
作者:ここもと
幼馴染が勇者に選ばれた、占い師様が言うには国を救ってお姫様に求婚されるらしい。対して私は村を救うため、おとりになる。規模が違うのに私の方が被害が大きくて、なんだか不公平だ。
17位:『異世界奴隷ニート、ここに極まる ~絶対に働きたくない俺と絶対に雇いたい王女~』
作者:萩野知幸
ニート生活を満喫していた宗司(そうじ)は、突如、異世界に飛ばされてしまった。過酷な異世界デビューに打ちひしがれる宗司は、なんやかんやのうちに奴隷階級にまで成り下がり、『奴隷の館』などという物騒な場所に送られてしまう。しかし、異世界における奴隷制度は宗司の知るものとは大きく異なっており、彼にとってはそれこそが生きる希望となる。「勇者? 冒険者? 残念、俺は奴隷ニートだ」3年後、訳のわからない供述を繰り返し、頑なに奴隷の館から出ていこうとしない、ある意味たくましい宗司の姿がそこにあった。そんな自称奴隷ニートが、護衛を探していた訳有り王女を偶然助けてしまったことから、彼の奴隷ニート生活は一変する。宗司を護衛として雇いたい王女と、奴隷ニートを貫き通したい宗司。奴隷の館を舞台に二人とその他数名を巻き込んで、物語は動き出す。
16位:『成程、これが逆ハー・・・ダメだ詰んだ。』
作者:木戸
悪役令嬢として転生したミディア・ウィンストン。後に待つ処刑という運命から逃れるため奮闘・・・した結果がコレか! 勘弁してくれ!前編・後編の2本でサクッと終了します。
15位:『乙女ゲームの名前すら存在しない脇役に転生して新しい人生を歩んでいることについて』
作者:瀬尾優梨
乙女ゲームのモブに転生した私は、学院を自主退学して商売始めることにしました。前世で培った料理スキルを駆使して、おいしいパンを作ろう! ちなみに、元悪役令嬢だった二人も一緒です。名前だけモブだった第三王子からも手紙が来ます。ヒロインとは決別しました。したのに……え? まだ巻き込まれるんですか、私?※本作品は、「乙女ゲームの名前すら存在しない脇役に転生して悪役令嬢の友人になったことについて」の続編です。相変わらずヒロインはお花畑でウフフキャッキャしてます。攻略キャラはすでにダメンズ調教済みです。第三王子ががんばっています。前作を読んだことがない方は、まずは前作を先に。※8月11日 完結しました
14位:『明日天気になったなら』
作者:桃 春花
友達いません。軽くいじめらっれ子。でも平和で平凡な日々でした。ごく普通の高校生でした。なのに死にかけて、見知らぬ土地に流れ着いて。新たな日々には事件に陰謀、おまけに戦争と非凡なことばかり。平和な故郷を懐かしみつつ、この地でできた大切な人達のために頑張ります。欠点だらけな私ですけど、仲良くしてくれますか? コミュ障気味な問題児が時に奮闘し、時に壁にぶつかり、成長していく異世界物語。事件など他の要素も書いていますので、恋愛の進行はゆっくりです。/2016年8月、改訂版に差し替えました。
13位:『スピリット・マイグレーション:外伝』
作者:ヘロー天気
欠けた記憶と生前の思考を内在したとある一つの精神が、元居た場所とは別の世界へと零れ落ちた――――幽霊もどきな主人公が次々と身体を乗り換えながらその世界と人々に関わっていくお話。※書籍化と規約変更に伴い、ダイジェスト版及びWeb版を削除移動しました。今後、外伝と後日談などが増える場合があります。
この作品はとても面白いです、何故なら主人公に体が無いことや、憑依して戦うという、今までに無かった小説だからです。また、サブのキャラクターの個性が活きており、話にハマりやすくなっています。更に文章が重すぎず軽すぎず、丁度良い加減なので、読み進め易くなっています。ただ、「ヘロー天気」さんの作品全体で言えることですが、二つ程問題があり、「読み始めるとなかなか止められない」事と、「他の小説が物足りなくなる」ことです。前者について言うと、ヘロー天気さんの別作品ですが……夜の8時から翌朝の6時まで読み続けました。後者は場合によって、プロの作品でも物足りなく感じます。読んだ事の無い人は、一度読んで見て下さい、更新が待ち遠しくなるはずです。
月影 静夜
よもや今までレビューがないとは!! コウかわいいです。こんな弟がいたら……。毎日抱きしめます。もう、たまらないですよ。強いし、鈍感で。憑依するのは可愛いワンちゃんだったり、小鳥だったり、モンスターにくっついてた時は嫌ぁぁあ。となりましたが、それでもかわゆい。 物語はですな。うぬ、コウは好奇心がいっぱいな感じで。いろいろ旅してる感じ。 健気さが、くぅ、たまりませんな。 読むかどうか迷ってるなら是非読みましょう!! 面白さは保証しますよ―――
12位:『優等生令嬢の憂鬱~絶望の未来から~』
作者:こる
――自分の未来を思い出した。おぞましい、唾棄すべき未来を――死へと続く未来を覆す為に、顔を上げ歯を食いしばる事を決めた令嬢コーラルの奮闘の物語。2016年11月2日 一迅社アイリスNEOにて書籍化
11位:『片道だけのクロノス』
作者:八千草夏日
異世界で恋をした。その恋は、残酷だった。守ってくれた手は、飼い殺すためのものだった。異世界で恋をした。その恋は、心を壊した。執筆済み 連日0時予定投稿
10位:『魔王はハンバーガーがお好き』
作者:28号
異世界で死したはずの魔王。勇者の手にかかり絶命したはずの彼はなぜか、現代の地球、それもアメリカの荒野に建つ一軒のハンバーガーダイナーの前に立っていた。今は廃線となったアメリカの有名な国道ルート66。その国道沿いにひっそり建つハンバーガーダイナーを営む少女と、死に損なった魔王の奇妙な日常と恋。(『6倍数の御題様』よりお借りした御題を使用した作品です)※本編及び番外編完結済――イーストプレス様のレガロシリーズより書籍&電子書籍化されました!――
何処にでもあるファンタジーっぽい世界。勇者に殺されたはずの魔王が現代アメリカにトリップ。両親を喪い、廃線となった国道沿いのハンバーガーダイニングを営む少女に出会います。 初めて食べたハンバーガーの味に感動した彼は少女を師匠と呼び共に歩んでいく道を選びます。 少しずつ幸せになっていく二人に「がんばれがんばれ」と言いたくなる素敵なお話です。現在完結され、外伝を不定期で連載しております。暖かくて優しいハンバーガーをお召し上がりください。
鴉野 兄貴
なんだかじんわりと来るおもしろさです。最初読んだ時は、そのゆるさにばかばかしいと乾いた笑いを漏らしながら読み始めたのに、2話3話と進むほどに、じわじわと「くる」のです。気がつけば、魔王はハンバーガーがお好きワールドにどっぷりつかってしまいます。一つ一つは派手な笑いではないのに、それがたまらずツボにはまって行く筆致は見事としか言いようがない。そして緩い笑いをベースに、漂う空気は暖かく、優しくて、ほのぼのと幸せになれる。さりげなく描かれる人間味は、ふと人との関わりという物を振り返らされたり。たまらない味わい深さがあります。爆笑するような笑いではないけど、いつまでも笑いを引きずってしまう、その日一日ふと思い出しては笑って顔がにやけてしまう、そんな緩さを楽しむ作品だと思います。でも、ほんっとに、くだらないなぁ、と思いますwでもそこが、最高です!
真麻一花
9位:『悪役の矜恃』
作者:まめちょろ
若く見目麗しい貴族の青年に恋をした平民の娘が、もてあそばれ、捨てられる。珍しくもない、よくある話。けれどもこの話には、少し変わった続きがある。貴族の青年は、召喚された聖女と真の恋に落ち、結ばれた。――では平民の娘は?これは、よくある話の、その後を描いた物語。※全八話。毎朝七時に更新。
8位:『コッペリアの手紙』
作者:八千草夏日
牢の中で、ラツィアーナは一人、思い出に浸っていた。残酷ともいえる運命に、ラツィアーナは抗うつもりは無い。ただ、夫と呼んだ一人の人との思い出に浸っていたかった。処刑されるのは、変えられない運命なのだ。そこに希望の入り込む隙など無いことに感謝さえしている。ラツィアーナは、残虐の限りを尽くしたマンソン家のただ一人の生き残り。そして、夫に処刑されるのを待つ、ただの娘だった。4話完結済み 連日0時投稿8/18より夫視点追加
7位:『悪役令嬢、旅に出る~そして彼女は、伝説になる~(書籍タイトル:SSS貴族の冒険〜そして彼女は、伝説になる〜)』
作者:カイネ
[書籍化&恋愛アプリゲーム化、いたしました]恋愛アプリゲーム公開中です(2018.11.1リリース、ios版も「乙女ゲームイケメンボックス(2018.12.27リリース)」に収載される形で公開)書籍タイトルは「SSS貴族の冒険〜そして彼女は、伝説になる〜」へ変更になりました(2018.9.10発売) 王都からの追放と、父親の殺害。”成功”の名を与えられたのに、もって生まれた全てを失う悪役令嬢――ルクレツィア。 権力で弱者を虐げて、最後に悲惨な運命を辿る自分。 不可思議な記憶によって、自身の結末を知った少女は、自らを変える決意をする。 そして、過酷な修行の末、力を手にいれた少女は、自らの物語を歩み始めた。 行く先々で出会った人々や経験した出来事は、彼女に何を与え、どんな結末を導くのか。 ――これは、公爵令嬢としての生き方を殴り捨て、自分の道を突き進む少女と、その愉快な仲間たちの物語。*短編シリーズ【悪役令嬢、旅に出る】の長編連載版です。 長編化にあたって、一部人物設定と物語の流れ、結末などを変更しております。[2017.1.1 表紙イラスト追加]
6位:『デブオタと追慕という名の歌姫』
作者:ニセ@梶原康弘
いじめられっ子少女を伝説の歌姫にしたのは、名もないアイドルオタだった……聖地巡礼中の英国で日本のアイドルオタ「デブオタ」は偶然イジメの場面に遭遇する。その様子は日本で底辺と虐げられた自分の境遇と重なり、彼は思わず喧嘩を買って出た。悪罵を罵倒で叩き返した彼は自分を音楽プロデューサーと偽り、いじめられていた少女エメルをトップスターにしてやる!と、いじめていた歌手志望の少女リアンゼルへ宣戦布告する。理不尽な世の中に反抗するようにデブオタは怪しげなプロデュースへ全力を注いだ。そんな彼の哀しい想いを知ったエメルは修練を重ね成長する。そして次第に彼に惹かれていった。一方、リアンゼルも憎悪を糧に己を磨き、二人は遂に歌姫の頂点を決める英国最大のオーディションのステージ上で対峙する。だが、そこで思いもよらぬ出来事が彼等を待っていた。汗と涙と挫折と、そして栄光と衝撃と別離と……歌姫への階段を駆け上がった少女がステージで最後に見たものは……「アイドルオタが歌手をプロデュース」という異色のシンデレラ物語です
WEB小説界でアイドルを語るなら外せない一作。シンプルな筋書きのシンデレラストーリーながら、キャラクター造形の魅力、ライバル構造の面白さ、英国の異国情緒、現実のアイドル界とのリンクの妙味、そして歌唱表現の巧みさと、非の打ち所のない珠玉の作劇は流石の一言。持たざる者が努力の末に民意を得て勝者となる――古今東西、物語の王道とされた黄金パターンを踏襲しつつ、醜い見た目のオタクがアイドル育成ゲームの知識で現実の歌姫を育て上げるという現代ガジェット満載の味付けがなされた本作は、まさしくこの2010年代WEB小説の文脈の中でしか生まれ得なかった「時代の寵児」的な作品といえるだろう。逃げず、媚びず、偽らず、夢と愛に突き進んだ少女と、一途にそれを支え続けた一人の男。そんな真実のアイドルの物語に出会わせてくれた本作に、私も心からの拍手を贈りたい。
板野かも
他のレビューと同じようなこと書いて悪いけれど、これはみんなに読んで欲しい作品だと思います。 主人公たちのような周りからよく思われてなかったり、うまく生きられない人たち、 ヒロインをいじめていたライバルのような自分の才能に自信があって鼻にかけている、または現実の壁にぶつかって戸惑っていたり挫折した人たち、 そして、なんとなくで生きてきた人たち──── きっとこの作品は頑張っている人たち頑張っていない人たちみんなに勇気をくれる作品だと思います。 是非ご一読ください。
Suzuki-Romy
5位:『いやいや、チートとか勘弁してくださいね (旧題【つじつまあわせはいつかのために】)』
作者:明智 治
旧タイトル【つじつまあわせはいつかのために】書籍化に伴い、タイトルを本採用の物に変更させて頂いております※※本編 完結済み※※※※現在は番外編を不定期に投稿中です※※ 異世界で魔族に生まれ変わり、いつしか魔王と呼ばれるに至った男。その後紆余曲折を経て、魔族を敵視する人族国家で貴族にまで叙された彼の目的は、魔族と人族の決定的な戦争を人知れず回避することだった。素性を隠し奮闘する彼の元に、ある日驚くべき知らせが舞い込む。それは、彼と故郷を共にする4人の勇者がこの世界に召喚されたということ。……だが彼は勇者たちを歓迎しない。はよ帰れくらい思ってる。 勇者として呼び出された4人のうち1人。美が付かない系少女と話をするうちに、彼は自分の願いを口にした。あるがままの世界を守る。俺TUEEEも、NAISEIも、技術革命も、文化侵食もやらせない。 そしてオッサンと少女の、世界の裏側でうろちょろする日々が始まった。※GCノベルズ様より、書籍化決定いたしました。ありがとうございます。
異世界ジャンルへのアンチテーゼ!読了後の感想です。読了後の感想は二分すると思います。いつの間にか一ジャンルとして成立している異世界転生物。安易な改革、現代知識チートについて「これでもかっ!」というくらい考察してます。情弱に現代知識の救いを!→それって本当に有効?ただまぁ、考察がある程度を占めるため、爽快なサクセス・ストーリーを求める層には「チラ裏」的な考察がある分もっさりした展開になります。ただ、そういうトリビア(ウンチク?)に喜びを感じる探求派にとっては『バイブル(聖書)?』ってくらいに魅力を感じます。レビューとしての読後感:こんな小説を待っていた!!書籍化してるようですが、ネットで全部読める事に感謝!!(テキスト読み上げソフト使ってるんで、アマゾンとかがテキストとかepub対応になったら是非買いたい!!)
まきまき
いわゆるテンプレ小説を嫌う理由は、いくつかあると思う。 主人公に好き勝手させるためだけに用意された、都合のいい世界やキャラクター。 なにをやっても迎合されて上手くいき、望んだものはなんでも手に入る、ご都合展開。 いくらフィクションだからといって、現実に生きる読者には響かない。 そんな理由で嫌う人は、少なくないだろう。 この作品は、そんなテンプレ展開を、徹底的に邪魔する。 現代日本から召喚された、ただの学生を、勇者という名の最強兵器になどさせない。 異文化交流という、聞こえのいい言葉で行われる文化侵略を否定する。 勇者を好き勝手させないために、魔王は暗躍する。 主人公がただ強いだけでは、物足りなくなった。 ただの目立ちたがり屋な若造を、勇者などと呼びたくない。 そんな人は、是非一読を。
風待月
4位:『おっさんがびじょ。』
作者:山田まる
至って普通のMMO「レトロ・ファンタジア・クロニクル」をいつものように相棒のおっさんとプレイしていた大学生、遠野秋良(とおの あきら)は、誤ってレアドロップを使ってしまったことにより、レトロ・ファンタジア・クロニクルの世界へとトリップしてしまう。それはそれで仕方ないので相棒のおっさんと乗り切ろうと思ったら…、おっさんはおっさんじゃなかった…!?アーススターノベル様より書籍化。2月15日に四巻発売しました。書籍化に伴ったダイジェスト化などはありません。
「おっさん」は「おっさん」だろうが「オッサン」だろうがまあ、「おっさん」でしかないのだが、「美女」が「びじょ」になると、ふわっとした感じに綺麗に収まってしまう。さらに、接続詞の「が」これがなんというか、素晴らしい。「おっさんと美女」や「おっさんが美女」だといまひとつグッと来ないものが、「おっさんがびじょ。」もう題名だけでぐっとくる。凄い!素敵。内容はVRMMO物にありがちな強引なカタルシスの発揮も、鬱屈した呪詛のようなルサンチマンもないが、正直安心して、楽しく読んでいられる。ほのぼのとした世界観、主人公とヒロインの絶妙な距離感、かみ合ってるのだけれど、どこかずれてる軽妙な会話。「おっさんがびじょ。」この「ひらがな」で描かれたふわりとした題名は、そのままこの作品の世界観になっている。脱帽するしかない。疲れた時に、にこにこしながら読んでいられる、素敵なお話だと思う。
尾野 灯
この作品のタイトルからして面白さと作者様のクオリティセンスが伝わってきます。まず、ストーリーや構成に素晴らしいセンスを感じました。なろうの王道的な道筋(ファンタジー)を踏襲しながらもオリジナリティをうまく出していると思います。私的にはおっさんというキャラクターギャップがツボでした。全体的にうまくまとめてある印象が強く、今後の展開に期待しております。ぜひ、皆様も読んでみてください!
かきくけ虎龍
3位:『ドラゴン農家』
作者:山田野郎
一匹の竜がいた。彼は人々に恐れられ、魔物にも襲われ、一つところに留まらず放浪を繰り返してきた。そんな竜が一人の少女に導かれ、辺境の村近くに定住し始める事となった。自分を恐れる村人達。しかし、少女は物怖じせずに竜に近寄ってくる。少女と村人達のため、竜は自身の巨大な爪を振るい、「開墾不能」と言われた森を開拓していく。やがて、竜の周りには沢山の人々が――。(カクヨム同時掲載中)
2位:『子豚ちゃんな私は、この世界では超美少女らしいです。』
作者:べるふぇ
私(♀)には、日本という国で女として生きていた前世の記憶がある。どうやら転生者というやつらしい。転生先のこの世界と地球には、当然多くの違いがあるけれど、最大の違いは美的感覚だと思う。なんせ、私の価値観では不細工子豚ちゃんな見た目の私が、こちらの価値観では傾国レベルの超美少女らしいのだ。そんな私が、私基準ではめちゃくちゃかっこいい虎獣人の男性に出会って、押せ押せするお話。本編は全十七話、プラス番外編いくつか。男女両方の視点から話を書いているので、場面の重複があります。
1位:『その者。のちに・・・』
作者:ナハァト
とある出来事によって「山」に引き篭もった平凡な町民のワズ。2年後、彼は人との出会いを求めて山を下りる。だが、彼は自分が引き篭もっていた「山」の事を色々と勘違いしていた。そして彼は、人との出会いを繰り返し、そののち…※書籍版はこちらを元に大幅に手直しし、コミカライズは書籍版の方で描かれているため、内容の違う部分が多々含まれていますので、お気を付け下さい。
物語を書いた事のない全くの素人感想ですm(__)m「おい、主人公。俺と代われ。」なんというか、主人公に激しく嫉妬を覚える物語でした。うらやましすぎる…個人的に、もっとエロ描写を織り混ぜて欲しかったですが、各方面からの大人の事情を思いそこは仕方ないのかと思います。エロ描写がもうちょい限界ギリギリの線まで果敢に攻めれていれば満点です。限界突破しても全然おkですがwしかし面白い。続編がありましたらまた読みたいです。
ShameBrave
最初の頃は面白かったけど、途中から、ん?ドラ〇んボール?って展開になりラスボスも引っ張った割にあっさり過ぎて…ちょっと無駄が凄く多くて必要な所が足りないかなと言う印象です。ハーレムヒャッハー、オレ最強!な物語なのは分かりますが無理矢理引っ張りすぎて色々な事がぼやけてしまっていて勿体なかったなと…面白かっただけに残念だな、と言う印象です。長編お疲れ様でした!
サバお