源氏物語:零 完結日:2013年10月6日 作者:Salt 評価:★★★★☆ 4.3時は平安、後に桐壺帝と呼ばれることとなる帝のもとに数多くの女御・更衣が集まった。中でも最強を誇るのが右大臣の娘弘徽殿の女御。見敵必殺・ご意見無用の彼女に徒手空拳で挑むのは言わずと知れた桐壷の更衣。 仁義なき戦いのゴングはたった今鳴ったばかりである。「強敵」と書いて「とも」と呼ぶ、内裏バトル・ハイパーラブストーリー。 話数:全65話 ジャンル:恋愛 悪役令嬢モノ 歴史 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 Wヒロイン 時代:平安時代 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 チート 残念な後宮 源氏物語 注意:R15 なろうで小説を読む
元の源氏物語は光源氏の母である桐壺更衣(きりつぼのこうい)が世を去る時期からのスタートだが、本作の主人公は桐壺更衣その人でバリバリにご健在である。そう、バリバリに。本編の前日談だからゼロ。 この人、タイトル通り本来は本命ではないはずだったのに帝に気に入られてしまったから嫌がらせされまくりでもう大変、異世界貴族ものだったら主人公属性が十分に有るほど。 というわけで作者の人の手で”なろう”人気ジャンル『貴族もの』としてアレンジされた結果、生まれのよろしい方々とガチバトルする新しい桐壺様が誕生。ご息所(ごそくじょ)はもちろん、周辺の女房(侍女)も教養のある女性達だが『桐壺サンにケンカ売るならオレらが買うぜ!』なノリである。 古典が元と聞くと引いてしまうかもしれないがタイトルにあげたようなジャンルが嫌いでなければ一度読んでみては?
古典の中の名作……。こら、寝るな。プラウザバックするなッ?!こんな口調で喋るヤンキーな女官(なろう読者層を考慮してあえてこう表現します)たちが繰り広げるガチバトルの数々を描くラブコメ……なのか……なぁ。教養と知識の鬼。特技は正々堂々。対するは音楽の鬼。燃える闘魂。女二人が竜虎相討ち、草食系な帝を取り合う。……のか?というか帝影薄くね?こんな解釈の源氏物語。あっていいのか(褒め言葉)。