~衝撃の名作 戦国自衛隊から30数年~今度は陸上自衛隊第7師団がまるごとタイムスリップした。
■架空戦記です。タイムスリップものを書いてみたくなりましたので投稿を始めました。1991年10月。演習に参加中の自衛隊第7師団が突然過去の日本に飛ばされてしまった。そこで見た日本は、師団長の天野らの知る日本ではなく8月15日が過ぎても今なお米軍と交戦真っ只中の日本であった。
米軍には早急に日本を降伏させなければならない事情もあり、日本本土上陸作戦の第一段であるオリンピック作戦を中止。関東を直接狙うコロネット作戦を開始する。上陸軍である米軍とはこれまで同盟軍として接してきた天野らは交戦すべきか、静観するべきか大いに迷わされる。下手に手出しをすれば歴史が変わってしまうかもしれない。いや、既に歴史は変わってるではないか……。■予めお断りしておきますが、旧日本軍の多数の「未開発兵器」が登場したりは致しません。また、自衛隊の描写につきましても必ずしも正しい描写ができていない部分もあります。なにぶん自衛隊の情報はベールに包まれている部分が多々ありますので。また、本作品は「ミリタリー紹介」のような作品でもありませんので、自衛隊の兵器はあくまで作者の理解している範囲であまりメカニズム説明に偏りすぎることなく、そして隊員達の描写は作者の主観で描写しておりますので自衛隊員さんに対して失礼があったり、間違いがあってもお許し下さい。
■読者の皆様へ■作者の作品はハッキリ言って面白く読めるものではありません。物語の進捗も遅く、重く、暗い作品ですので、他のタイムスリップ作品のように「痛快、爽快」「無双、無敵」「テンポよく笑える」を期待している方はお読みにならない方が宜しいかと思います。
■最後に本作はある部分、実名の方のお名前を表記しておりますが作品は全くのフィクションであります。ご関係者の方々御免なさい。
日本本土決戦!「独立第7師団かく戦えり」 ~戦国自衛隊に捧ぐ~
完結日:2015年10月23日
作者:obannu47
評価:★★★★☆ 4.2
話数:全118話
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
もし長崎に落とされた原爆が不発だったら? そして自衛隊がそこにタイムスリップしたら、というあらすじなんですが、架空戦記、と一言では言えないずっしりとしたというか、いや心に響くというか、映画で例えれば「レ・ミゼラブル2012」「奇跡のリンゴ」「風に立つライオン」のように考えさせられる内容でした。悪徳なレビューの文字制限(上限下限)に泣きながら端的に表すなら、バックミュージックとして前半部は「この国は」(youtubeで検索ででます)、後半部は「防人の歌」、ラストは「CLOSE YOUR EYES」、もしくは「風に立つライオン」が最適なる作品と評す次第です。