美行藩江戸留守居家老の片杉左内は若干18歳で家老に抜擢された切れ者と花のお江戸で大評判。こっそり彼をモデルにした錦絵が爆発的に売れる清楚系和風美男子でもある。しかし、華やかに見える彼の主な職務は、浪費家で女好きの藩主が起こす様々な事件のもみ消し工作であった。眉間にしわを寄せ、職務を全うせんと生真面目に突き進む彼を助けるのは、盟友(?)マッドサイエンティスト「クレージー右京」しかし、彼の助けはますます左内を窮地に追い込むのであった。(実在の人物と同名のキャラクターが出てきますが、もちろん虚像で全く関係ありません)
以下、各章のあらすじなど。
ドリアン騒動:将軍献上予定のドリアンを、忠助忠太郎が食べてしまった。妙な忍者軍団も加わってドリアンを巡っての大騒動が始まる。春が来た来た美行藩:春になってますます調子に乗る美行藩(みくだりはん)藩主。いきなり混浴をしに町の風呂屋に行きたいとごねだした。もちろん無事に済むはずはなく、小伝馬町からの脱走者が湯屋に立てこもったからさあ大変。
お江戸に炎の雪が降る:今日も今日とて御乱交に忙しい藩主の命が狙われた。事件解決に奔走する左内の前に立ちはだかったのは、芍薬の花の思い出を共有する娘。
黒曜:本作(現時点では)唯一のシリアス。江戸の町に怪異が頻発。それを探っていた左内は、朝顔づくりの名手と出会い意気投合する。ぬばたまの闇が今開く。(本シリーズのなかでは、私が一番好きな話です)
寸白:ゲテモノ好きの遊び人の殿の体内に、寄生虫が。それを退治しに体内に潜入する右京と左内だが。(マクロの決死圏、鳥野式)
大奥暴走編:現在連載中。大奥でなにやら不穏な動きが。大奥の探索を依頼された殿は、頼まれもしないのに自分が女性化して大奥に潜入する。道連れになったいつもの二人だが、大奥には予想もしなかった秘密が隠されていた。
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さァさ皆の衆、お立ち合い! 花のお江戸は今日も、てんやわんやの大騒ぎだ。その元凶はご存知、そう、ドクター◯松も顔負けの(てゆーか、ほとんどキテレツ大百科ww)マッドでキッチュな発明家クレージー右京こと、呉石(くれいし)右京だ! でも気をつけな。ヤツは発明のためならお屋敷も爆破するって噂だww そんな彼を取り巻くサブキャラたちもあなどれない! 右京の天才ならぬ天災ぶりに翻弄されつつも、ちゃっかり頼りにしてるちょーイケメンの江戸家老・片杉(かたすぎ)左内。わき役のクセして主役を食ってしまうほど面白キュートな双子の小姓・忠太郎&忠助ブラザーズ。志村◯んも顔負け、楽天家で遊び人のイケイケお殿様・天晴(あまはら)美行守。そんな愉快で破天荒な面々が織りなす、胸のすくような超科学的時代絵巻だ。さァさ皆の衆、これはもう読まなきゃ損すること請け合いだよ! もう異世界ファンタジーが一番なんて言わせない!!