評価:★★★★☆ 4.3
平成の大学生、木下健一は事故の影響で江戸時代末期に飛ばされる。しかしそれは刻の意思による物で、僅かに生じた歪を修正するという使命をもたらされていた。坂本龍馬と出会い、岡田以蔵の名を使い、激動の時代を生き抜く中で、あの新撰組と出会う。土方・沖田らと共に回天の時代を潜り抜け、友となった龍馬の暗殺も体験するが、歪みは正せた…筈だった。しかし、何故か彼は戊辰戦争へと身を投じて行く。歪みを正せた筈の健一が、何故戊辰戦争へと身を置き続け、そんな彼に刻は何を見せるのか。
話数:全140話
ジャンル:歴史
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:江戸
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
今でこそ世の流れと共に日本は発展し、何もかもかデジタルの中で生きている我々。しかしその土台となった鋼より硬き信念、『武士道』の上で成り立っている事を、今一度この作品を読めば思い出させてくれるだろう。我々は何なのか。何故生れ落ちたのか。どうして生きるのか。その答えがきっと、この作品で見つけ切れる筈。何故なら我々は、嘗て侍魂を秘めた者達から受け継がれ、存続しうる同志なのかも知れないのだから。この作品を読んで、熱い心や涙、魂を感じた読者諸君はきっと、それに相違ないだろう。新撰組を中心に国の今後を左右する、決定的な時代の目撃者達が繰り広げる激動の戦い。より史実に近い、傑作歴史小説。君に彼等の魂を受け止めきれるか――。