愛をする人 完結日:2019年7月22日 作者:香月よう子 評価:★★★★☆ 4.1「碧いおもちゃ箱」シリーズ第八弾。 色々な愛の形・日常の、主に悲恋・片想い・秘密の恋の詩。 作中、ロゴは「ブーバン」さまから頂きました。 話数:全30話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 女主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 古典恋愛 恋人 悲恋 日常 片思い 秘密 注意:R15 なろうで小説を読む
『愛』というテーマですが、一言では言い表せない奥深さがあります。なろうでは珍しい詩の詰め合わせ。ここにある詩の一つ一つが息を持ち、読み手によって感じ方も違います。学生、社会人、男女と……読み手によって様々な捉え方をさせてくれる詩が沢山詰まってます。一つ読んでみてピンとこなくても、別の詩を読んでみれば感じ方も違ってくるかも。きっと共感したり、何か思い入れが出来る詩がきっと見つかります。是非読んでみてください!
「碧いおもちゃ箱」シリーズ。短く纏められた詩ではございますが、たった一文にいや、単語ひとつひとつに想いは籠められています。誰かが誰かをひたむきに見つめる様はそれはとても儚い物語。皆様が感じる様相は一様にしてさまざまでしょうが決して端に置かず、深く考えてみては如何でしょうか?端からしては何ともない群像に赴いてみましょう。覚えていますか?あの頃を…………。是非、一読してください。「詩」の奥深さに酔いしれてくださいますように……。考える前に、感じて頂けるように。
たくさんの愛に溢れた作品です。見守ってくれている【愛】情熱的な【愛】包み込まれるような柔らかい【愛】寄り添ってくれる【愛】色々な愛が、溢れています。皆様はどのような愛を求めていますか?この作品の中にきっとあなたの心に寄り添ってくれる【愛】が見つかると思います。探しに出かけてみませんか?よう子様の愛に包まれてみませんか?
「もし、詩の中の女の子が目の前に現れたなら、僕は迷わず女の子に言葉を掛けただろう」、と思わせるような、純粋な女性をイメージしてしまう恋の詩の数々が、『愛をする人』に書かれています。 真剣に人を愛することは勇気や情熱が必要になりますし、気高さもなくてはなりません。気高さとはお互いを尊重し合う心の姿を意味しています。心で響き合うには、思いやりで相手包み込む事です。愛する人を自分の中に見出だす事です。 先行きが、雲行きが怪しい時代の雰囲気に、決して飲み込まれてはいけない。僕らには、愛という偉大な力が備わっているので、苦難や悪の囁きから、毅然とした態度で堂々と乗り越えられるのです。よう子さんの『愛をする人』には、希望があります。それはとても素敵な事なんです。ぜひ、読んで欲しいです。
この詩には愛に対する真摯さが描かれている。女の恋物語がライトな文体で、なおかつ奥行きがある言葉で。子供でないひとりの女。その女の失恋や片思いや両思いが描かれているように感じた。特に、永遠という詩は素晴らしい。妄想の中にしかいない片思いの恋人に寄せられる虚しさ、切なさ、真摯さ。現実では決して結ばれない悲しさが伝わってくる。香月さんの詩をこれからも読み続けたい。追いたい。そう思わせる詩だ。香月さんの別作品「四季」も四季の彩りに恋人への想いを乗せた素晴らしい詩だったが、作者が恋愛に一途であることが伝わってくる作品。とにかく、香月さんの詩をなんでもいいからひとつ、読んでみて欲しい。そこには品性の良さが垣間見れるはずだ。
詩をここまで情熱的かつシンプルな言葉で表現できるだろうか? あなたは一人の愛を赤裸々に綴れるだろうか?この詩集はそれを満たしてる。いや愛で満ち満ちている。愛というテーマは軽くもできるし重くもできる。しかしこの詩集は想いを込めている。そう愛という想いが。言葉を尽くしてもこの詩集を表現できはしない。まずは一読願います。真実の愛が詩で表されている。
ここに収められている詩は、愛の言葉を並べたものではなかった。むしろここには言葉はひとこともない。一人の女がただひたすらに愛する人を見つめる姿、ただそれだけがあることに衝撃を受けた。決して技巧を凝らした詩ではない。最先端の巨大な知の核融合で新しい言葉の元素を生み出すことを楽しむ詩でもない。駆け引きも、生き馬の目を抜くような仕掛けもない。裸の魂を抱いた一人の美しい女が身を清めて立ち、全身全霊を愛に捧げている。その潔い姿に、衝撃を受けた。