評価:★★★★☆ 4.1
時は中国三国時代初期。
周瑜の庶子・周瑾は旅先で偶然、賊に襲われていた孫権の長子・孫登と出会った。
周瑾は義母の見舞いに行く途中だという孫登の護衛としてともに行動することに決めた。
しかし彼の議母は孫権に離縁されてから、気が触れて孫登を自分の夫として疑わなかった。
周瑾はそのことで孫登に共感を覚えた。
なぜならば周瑾の母も孫登の義母と同じ病。自分を周瑜と間違えることがあるからだ。二人は義兄弟の契りを結んだあと、周瑾はいったん孫登と別れて邸に帰る。
待ちかまえていたのは次兄の周胤。
長らく家出をしていた『妹』をしかりつけた。
周瑾の本当の名は――周薔(しゅうしょう)。
周瑜の庶子というのは嘘で、周瑜の一人娘だった。
彼女は父・周瑜の死の真相を追う。
そして父を殺した犯人とは……。
三国志秘話・長編ミステリー歴史ファンタジー!(アメーバーBlog・pixiv・フォレストノベルなど転載)
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
驚くような展開が何度も訪れ、その度に涙が滲むような作品です。キャラクターたちは皆、可愛らしい性格が多いです。文章の書き方からも、感動はしますが、重いような作品ではないのでとても読み易いです。そして何より、この作品の魅力は周瑜の優しさです。彼がいかに妻を大切にし、孫策の夢をともに見ていたか。そしていかに優秀な人だったのか……。周瑜の死。真相を、その目でお確かめ下さい。